| 2007年01月22日(月) |
あるある大事典,そして宮崎県知事選挙 |
下記(記事1)に見るように,「発掘!あるある大事典2」でねつ造が発覚し,記者会見が行われた。週刊朝日が追跡した結果,納豆のダイエット効果が嘘であることが発覚したわけだが,追及されて非を認めるという最悪の展開となった。先週末に東京セミナーで話された,ダメな事例の典型であった。そういえば,先週末の青木氏も懇親会出席予定が,この問題対応で急遽懇親会にでられなくなった。その意味で我々も被害を被ったわけだ。
閑話休題
下記(記事2)にあるように「そのまんま東」氏が宮崎県知事選挙で当選したというニュースも大きなニュースだった。その本名が「東国原(ひがしこくばる)英夫」だったことも初めて知った。ただ,これが既成政党不信の表れであることは間違いない。実は戦前昭和初期のクーデターが既成政党不信から起こったことを想起すべきである。記事3で「破壊願望」の強さ,を指摘しているのは,その通りだろう。だが危ない。実は,小泉前首相はその「破壊願望」に応えていたから支持率が高かった。しかしそれは,「破壊」であって,「建設」ではない。「建設」を担える,信頼するに足る,政党や人物が現れていないところに問題がある。
−−−−−−−− (記事1) 納豆データ捏造、「ひどすぎる」消費者が関テレに怒り 1月21日7時5分配信 読売新聞
実験データや写真、研究者のコメントまで、ほとんどがでたらめだった――。20日明らかになった関西テレビの人気情報番組「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題。今月7日に放映された納豆のダイエット効果を巡る番組で、同局は数々のでっち上げの事実を公表し、謝罪した。
「信用していたのに許せない」「納豆の効用さえも疑われかねない」。放送後の〈納豆狂騒曲〉に踊らされた形のメーカーや小売店、消費者らから、怒りの声が相次いだ。
「視聴者の信頼を裏切り、誠に申し訳ない」
関西テレビは大阪市内のホテルでこの日午後5時半から記者会見。千草宗一郎社長は硬い表情を浮かべ、深々と頭を下げた。
最終更新:1月21日7時5分
−−−−−−−−−−−−−− (記事2) 東氏当選:当選人名は戸籍名の東国原氏 宮崎県によると、公選法施行令では「そのまんま東」の名前は、立候補届け出や政見放送など選挙期間中は通称として使えるが、当選人を告示する際は戸籍名の「東国原(ひがしこくばる)英夫」しか認められない。
知事の業務に関しても建設業の許可など公文書は戸籍名を使わなければならないが、表彰状やあいさつ状など私文書は通称が使える。選挙中の個人演説会で、東さんは「(県知事になったら)県の許認可状が『そのまんま知事』では説得力がないですよ」と述べ、本名を使う意向を示している。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年1月22日 4時16分
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (記事3) 宮崎知事に東氏 政治不信、2大政党直撃 利益誘導、旧来手法通じず 1月22日8時0分配信 産経新聞
宮崎知事選で無党派層の支持を集めたそのまんま東氏が当選、自民党は衝撃を受けている。民主党も3知事選に独自候補を擁立できず、地方組織の脆弱(ぜいじゃく)性を露呈した。4月の統一地方選、夏の参院選へ向け「東ショック」の波紋は大きくなりそうだ。(乾正人)
知事選に徒手空拳で臨み、当初は泡沫(ほうまつ)候補扱いされた元タレントが勝利したのはなぜか。
官製談合事件で前知事が逮捕された直後だから、保守が2派に分裂したから、などと一応の理屈はつけられる。
自民党の中川秀直幹事長も21日夜、「敗因は保守分裂にある。保守が大同団結できないときに何が起こるか教訓として心に刻みたい」との談話を発表した。
だが、「保守分裂」だけでは、かつて師匠のビートたけし氏とともに写真週刊誌の編集部に殴り込んで警察の厄介になり、女性問題でも世間を騒がせた元タレントの方が、霞が関のエリート役人よりも知事にふさわしいと県民が判断した理由を説明できない。
高い投票率と投票行動から読み取れるのは、「政治や行政のプロ」は信用できず、「政官業癒着の既得権益まみれの古い政治をぶっ壊してくれ」という「破壊願望」の強さだ。そうした県民の怒りを既成政党は受け止められなかった。
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