下記のように,本間正明氏が税調会長を辞任,と言うニュースが新聞その他で報じられている。愛人を官舎に住まわせたというのが「更迭」の理由だ。最初に愛人を官舎に住まわせているというニュースを聞いたとき,きっと事実婚状態の愛人がいて,本妻さんがずっと離婚届に印を押してくれないからそうなっているのではないかと,推測した。
阪大関係者に聞いてみたら,もう何年も前から私の推測したような状態だったという。阪大関係者の間では周知の事柄であったという。私は学説上は,また,その政治的行動についても,本間氏には批判的なのだが,今回のような形でバッシングされることには疑問を感じる。
ある意味ではプライベートの問題である。かつての米大統領クリントン氏がモニカ嬢と不適切な関係にあったと問題にされたが,大統領辞任には至らなかった。やはり,プライベートな問題,スキャンダルで,そうそう簡単に辞任をさせることには抵抗があったのだろう。多少プライベートに問題があっても,きちんと仕事が出来れば問題ないというのが常識的な考えだろうと思う。それが成熟した民主主義国家の状態だと思う。
プライベートな問題を取り上げて,公的身分を追い落とすことが,日本ではよく見られる。日本的と言えば日本的だけれども,どうも疑問を感ずる。とくに疑問に感ずるのは,事実かどうか以前に,マスコミに取り上げられた段階で辞任を迫る風潮があることだ。本人が認めて辞任するのならまだしも,本人が否認していても,裁判で決着がついていなくても,マスコミからたたかれた段階で辞任を迫られることが多いように思う。もしも,「でっち上げ」などされていたとしたらどうなるのだろう。ぞっとする。
マスコミ総動員でファッショ的に政敵を追い落とすなどという手法が,この国では容易に成り立ちそうで怖い。今回の本間氏の辞任がそういう事例だというわけではないが,マスコミ論調を見ていて大変気になる。この国が簡単に一色に染まることが怖い。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 本間政府税調会長が辞任 官舎問題、事実上の更迭 12月21日17時3分配信 産経新聞
政府税制調査会(首相の諮問機関)の本間正明会長(大阪大大学院教授)は21日、公務員官舎に不適切な形で入居していたとされる問題の責任を取り、安倍晋三首相に辞意を伝えた。首相も辞任を了承した。本間氏が会長にとどまれば来年の通常国会での予算審議への影響が避けられず、事実上の更迭に踏み切った。就任からわずか1カ月半での辞任となるだけに、今後の政権運営に打撃を与えるのは必至
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