singersong professor KMの日記

2006年12月12日(火) 困ったものだ

 この大学も困ったものだ。事務局が事務局機能を果たしていない。第1回会議を何日に開いて,第2回はこういうことで行こうと話しておいたのに,誰それから第1回会議はいつにするか聞かれましたが,どう答えましょうかと言ってくる。「以前,話したことだし,そう伝えてくれていてしかるべきでしょう。」こう言いたいのをぐっとこらえて,もう一度,第1回はこうで,第2回はこのように決めましたね,と,紳士的に話しておいた。

 とにかく,変なことばかり。職制が職制の役割を果たしていない。課長が,課員に対して,こうしなさいと命令しているのを見たことがない。課長も仕事についてよく知らないから,あまり強いことを言えない。だから,いわば「放し飼い」状態である。気の利いた職員さんならどんどん仕事をしてくれるが,そうでなければ,お願いしてやっと少しすすむという具合である。おかしな「組織」,いや組織の体をなしていない。これでよく仕事が出来るというものだ。それはまさに,担当部署のある個人の働きによっているに過ぎない。その人が異動すれば,たちどころに仕事が滞る。

 愛想良くご用聞きにきたから,お願いしても,決して聞いてくれているわけではない。単なるリップサービスであった,などということになる。もちろん,愛想が良いのはまだ良い方で,頼んだらぶすっとそれは誰それに聞いて下さい,などというのがよくある。教員だから,まだ愛想良く接してくれる。これが,学生だったら,全く違う。愛想が悪い。だから,学生諸君はよほどのことがないと,事務室に近寄らないように思う。もちろん,要領の良い学生は,接し方を知っていて,うまく事務室を利用している諸君もいる。

 でも組織としてはまずい。で,他大学の人と話をしていると,他の私立大学でも,とくに国立大学などでは,もっと悪いのだという。要するに,官僚組織の悪い面があらわれている。しかも,学校と言うところは,顧客がシビアでない。だから,官庁よりひどいことになる。個々の人間に悪い人がいるわけではない。話していても,それはわかる。だが,「組織的に」悪い。これは一体どういうことだろう。一言で言えば,人事制度がない。某先生曰く。「ここは人事部がないのですね。」「その通り,否,人事部がないのではなく,人事制度がないのです。」


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