今日11月28日日経朝刊,「大機小機」欄で「米国経済構造の三大異変」と題して,アメリカの経済構造の最近の問題点が指摘されていた。第1に,中間層が喪失していることであり,第2は,この10年間金融・証券,サービス業の生産性がIT革命により上昇したがウォルマートに見られる低賃金構造をもたらしたこと,第3に,IT関連のサービス労働がインドなどへの外注で成り立っていること,これらにより貧富の差が拡大していることが指摘されていた。
貧富の差の拡大はアメリカだけではない,日本でも構造改革の結果,「格差社会」が生み出されたことは多くの人たちが指摘しているとおりである。日本の場合,アメリカの比ではなく,問題は大きい。今後少子高齢化,人口減少の時代に突入する。日本という国柄のせいか,成り行き任せである。いつも言うように国家戦略がない。T先生の言われるように,日本は美しく衰退するのではなく,醜く衰退するだろうと言わざるを得ない。確かに難しい時代である。だからといって,成り行き任せでよいということにはならないと思うが,どうもそうでもない。日本という国の将来が気がかりである。
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