singersong professor KMの日記

2006年10月06日(金) 合理的でない

 前回,失敗をしたときに,「ごめんなさい。管理を強化します。」では,済まないと言うようなことを書いた。要は再発防止の仕組みを作らないとダメだと言うことになる。まして,失敗を認めないというケースも多い。最近で言えば,滝川市教育委員会でいじめ自殺があったけれど,1年間「調査」して,「いじめの事実は確認できない」などと言っていたかと思ったら,一転今度は両親に謝っていた。これなど,全然再発防止とは無縁だ。

 この場合,まずは,混乱を起こしたくない,メンツをつぶしたくない,そういう「配慮」からいじめはなかったことにして,いわば「くさいものにふた」をしたが,世論が騒ぎ出したので,一転謝罪したというケースである。再発防止策は全然語られない。謝罪は口にするが,それ以上は何も言わない。きっと次に語られる言葉は,まさに「管理を強化します」という言葉ではなかろうか。難しい問題であるだけに,軽々しく「管理を強化します」などと言ってほしくない。問題を究明して再発防止策を講じてほしい。

 きっと無理だろうなと,この間の経緯を見ていると思う。私のある経験からしても,教育現場で,これを受け止めて対処する力は失われていると言わざるを得ない。合理的判断よりも,メンツや自己防衛の方が先に立つ。もちろん,これは他人事ではないのだが。

 その点,武蔵野の小山社長のことを以前から紹介しているが,武蔵野ではミスはすべて社長の責任だと考えている。トップが責任をとる覚悟であれば,失敗は隠されず,改善も進められる。この点はいずれ改めて述べることにしたい。


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