singersong professor KMの日記

2006年09月25日(月) 信じがたい

 最近のマスコミ報道,テレビなどを見ていると,信じがたいほど牧歌的で,安部新総裁がどうだ,ファーストレディがどうだと,浮かれている。その一方で,深夜のドキュメントでは産婦人科医が,とりわけ地方で不足していて,子供が安心して産めないという。少子化を騒いでいるのにこのていたらく。厚生労働省も本気で取り組んでいないようだ。医局支配を緩和したのはよいが,その結果,地方病院へ行く医師が減ったという。これまでの医局が果たしていた役割を十分分析しないで,規制緩和だ人権だという建前で制度改変したことが,この結果をもたらしているかに見える。

 いつも言うことだが,どうも,政治家や官僚の,そして,民でも官に近い規制産業で合理的な思考がなさすぎる。よく考えずに,マスコミに受けの良い施策を実施しては失敗しているように思う。衆愚政治ここに至れり,の感を深める。これはじつは昭和初頭と同じである。戦前は革新派と軍が結んで,結果的にファシズムの道へと堕ちていった。最近言われる格差問題などがそのきっかけになるのではなかろうか。年金問題などもいずれ爆発しそうだ。この国の官僚は先送りの名人だ。そこで問題が爆発したときはすでに手遅れになっている。最近の金融危機がその典型だった。先送りと危機爆発によるヒステリックな「改革」が行われる。そして国民は高いコストを払わされる。なぜ合理的判断が出来ないのだろうか。


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