singersong professor KMの日記

2006年09月15日(金) 連携

 今日近江鉄道バスに乗っていて,そして佐藤文昭「日本の電機産業再編へのシナリオ」(かんき出版)を読んでいたこともあって,8月の経営学部校友会の経営学振興事業セミナーを思い出して,考えた。セミナーでは交通論の若手近藤助教授に話してもらったのだが,都市交通での連携について話されていた。これを思い出した。

 都市における公共交通機関でいつも話題になることではあるが,各社バラバラに運行していて,連携がとれていないことだ。京都市内などでは一枚の切符でどのバスにも乗れるようになったけれど,ここ滋賀県では,近江鉄道バスト帝産バスが競合している。大都会でもないこんなところで競合していたら,ロスが大きいことはわかりきっている。

 自治体が音頭をとって,調整するかといえば,そうでもない。利用者の便を考えたら調整した方が良いに決まっている。またその方がかえって利用者増につながるはずである。それができない。メンツなのであろうか。どちらかの会社がすごくこだわりがあって高品質のものを提供しているというのでもないわけだから,メンツだけにこだわっているのもおかしなものだ。もちろん両者の競争が良い結果を生んでいるのなら,それも意味があるかもしれないが,どうだろう。

 学生諸君の中には草津市に提言したりしている諸君がいたように思うが,こういう提言はしないのであろうか。おそらく立命館大学生は不便を感じていないと思う。近江鉄道バスのサービスで十分満足していると思う。しかし地域住民はどうなのだろう。

 こういった連携は日本人は苦手のようだ。総合的にマネジメントするという思考がなさそうだ。海外でもアメリカよりヨーロッパの方が進んでいるように思う。日本の戦略性のなさは旧日本軍以来少しも変わっていないように思う。どこでもそうかもしれない。それだからこそ,少し頭を働かせたらビジネ・スチャンスが転がっているというべきかもしれない。


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