singersong professor KMの日記

2006年07月09日(日) 国富消尽

 8日は,東京での会議のため新幹線日帰りとなった。で,車中で,吉川元忠・関岡英之「国富消尽」(PHP研究所)を読んだ。前回書いた関岡英之氏と,これも以前からいろんな書物で的確な指摘を続けてこられた吉川元忠氏との対談形式の書物である。しかも,吉川氏はこの著書が出版される前に亡くなったという。新聞での広告で,吉川氏の遺著と書かれていたこともあって,買って読んだ次第。

 それにしても日本の資産がごっそりとアメリカに持ち去られてしまうのではないか,すでに持ち去られているのだが,さらに持ち去られようとしているという指摘は,危惧するに十分な根拠もある。郵政民営化など,アメリカの国債を買わせるためにかねてからアメリカが日本に公然と要求していたものであるなどなど,大変刺激的な指摘がある。その限りでは誤っていないと思う。アメリカがけしからん訳ではなく(もちろんけしからんこともいっぱいあるが),問題は日本で国益を守らず,アメリカの利益を図る「売国奴」がいるということが問題なわけだ。一読を薦めたい。


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