singersong professor KMの日記

2005年10月01日(土) 民度

 伊藤製作所社長,伊藤澄夫氏と話した。そこである種同感したのは「日本は民度が低い」ということだった。その通りなのだが,何か引っかかりが残った。その後大学院生のN君と話していて気づいた点がある,でも,アメリカも民度は決して高くないと思える。イギリスしかりである。

 では何が問題か,というと,その低い民度に乗じる政治家の問題だと,はたと気づいた。民度を高めようとするのが政治家のはずだ。ところが大多数の低い民度の国民を煽って支持を集めるのが流行のようだ。まさに小泉流。国民に迎合する,というより,もっとたちの悪い,煽り,で政権の浮揚を図る。これぞ小泉流。

 本来,政治家や官僚はエリートのはずだ。多くの民衆がそんなに高い知識水準を持ちようがない。いわゆる情報が偏っている。というか情報をもらっていない。まさに衆愚にされている。この衆愚を煽って政権を維持する。これはエリートのすることではない。権力亡者といわれても仕方ない。でもかなりの政治家が権力亡者のようだ。 

 先日亡くなった後藤田正晴氏など,まさに,ご意見番,そういう卑しい政治家ではなかった。一服の清涼剤ではあった。こういう真の保守政治家が,今の日本には必要だと思う。民主党にもそういう良い意味の保守政治家がいる。何とかそういう良識派が活躍できる政界であってほしいと思う。

 今日「民度が低い」という話をして,なおしっくりしなかった点を,大学院生N君と話していて,つまり自分のテンションが上がっていたから,そういう結論がひらめいた。何かわだかまっていた部分がスッキリした。常に問題意識を持っていると,ひらめく。瞬発力が働く。そういうのが大事だと思う。


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