いつも学生諸君に,日本経済新聞で「大機小機」というコラムを読むことを薦めている。その「大機小機」で,昨日下記のようなことが書いてあった。概要,大学改革,それも旧帝大経済系の改革をすべきだというテーマで論じられていた。そこでも書いてあったが理工系の改革は進んでいるが,経済系の改革が遅れているという。立命館大学の場合,かなり改革は進んでいると思う。でも「表面は現代的な科目名を掲げつつ、実際には教条主義的な評論ないし歴史に終始する」講義もあるかも知れない。
「現在のように変化の大きい状況下で生き残るには、経済学が目に見えるかたちで社会生活に直接・間接に役立つことを示す必要があり、それには科目の改編なども不可欠である。例えば、ビジネス関連やファイナンス、公共部門の評価、都市政策や社会保障などであり、そうした分野に関する基礎的な理解力や応用力を備えた人材を送り出していくことが必須である。既に、首都圏の大学ではそうした動きが強まっている。 しかし、地方の旧帝大などでは、新しい動きは一部にとどまっており依然、旧来型の学問へのこだわりが強いようである。そこでは、表面は現代的な科目名を掲げつつ、実際には教条主義的な評論ないし歴史に終始する授業も多く、学生や留学生から失望の声が聞かれる。 背景として旧国立大学の多くではこれまで理論研究を偏重し、現実解明型の学問を軽くみる風潮が強かったことがある。身分が保障されているため、教員の自己変革努力が不足し、相互の関連が薄い授業ばかりになったことも挙げられよう。 特に地方の旧帝大の場合、地域経済のなかでは存在感が大きい。競争相手がなく、学生も集まるというメカニズムに安住し、対応が遅れている感は否めない。」
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