ライブドアvsフジテレビ,結局落ち着くところに落ち着いたという感じ。時間があれば,この問題について整理しておきたいと思っている。マスコミ報道の中にはおかしなのも散見できるし,ましてや街の声などは,全く本質とほど遠いものもある。当然ではあるが,こういう問題になると,記者諸君はどうやら,かなり弱いことがわかる。だから,ミスリーディングな情報を流し,それに流された「街の声」が出る。「誤り」の相乗効果だ。こんな間違いが広まるのが世の常と言えばそうだが,これが「戦争への道」であったりしたら,怖い話だ。ジャーナリストの責任は重大だが,大丈夫なのかと思ってしまう。
−−−−−−−− フジ、ライブドアと和解 ニッポン放送を完全子会社化
1470億円支払い、資本参加も ニッポン放送の経営権を争ってきたフジテレビジョンとライブドアは十八日、東京都内で共同記者会見を開き、ライブドアの持つニッポン放送株をフジテレビが全株買い取って同放送を子会社化するとともに、フジテレビがライブドアの第三者割当増資を引き受けることを柱とした資本・業務提携に合意した、と発表した。ライブドアによる敵対的M&A(企業の合併・買収)に端を発したニッポン放送の経営権争奪戦は、七十日間の混迷の末、双方の和解で幕を下ろした。 合意の骨格は、(1)フジテレビはライブドアが保有するニッポン放送株全株を千三十億円で買い取り、ニッポン放送を完全子会社化する(2)フジテレビはライブドアの第三者割当増資四百四十億円を引き受け、最終的にライブドア株式の12・75%を取得する(3)フジテレビとライブドアは、ニッポン放送も含めた「業務提携推進委員会」を設置し、放送と通信の融合に向けた協議を開始する−の三点。 今回の資本・業務提携について、共同記者会見をしたフジテレビの日枝久会長は「マスコミとしての公共性、社会的使命を果たす上で、障害となるリスクはないと判断した」と説明。ライブドアの堀江貴文社長は「通信と放送の融合による新しいビジネスモデルをつくることは十年前からの目標。ワクワクしている」と話した。 合意によると、フジテレビはまず、ライブドアの子会社でニッポン放送株の32・4%を保有するライブドア・パートナーズを計六百七十億円で買収し、同社が同放送の株主総会で行使できる議決権ごと手中に収める。そのうえで、五月下旬をめどにニッポン放送による自社株の株式公開買い付け(TOB)を行い、ライブドアをはじめ少数株主が持つ同放送株を取得。さらに、「産業活力再生特別措置法」の支援措置を活用することで金銭による簡易株式交換を行い、九月一日までに残りの全株式を取得する。 ニッポン放送株の買い取り価格は、一株あたり六千三百円とした。フジテレビが実施したニッポン放送株のTOB価格は五千九百五十円だったため、TOBに応じた株主からは批判も予想される。この結果、フジテレビはすべてのニッポン放送株を買い取るために、ライブドア側に支払う千三十億円のほか、他の少数株主からの買い取りに二百八十億円を費やす計画だ。 一方、ライブドアは同放送の経営権を放棄する代わりに、「インターネットと放送の融合」に向けた事業提携への道を開く。具体策はフジテレビ、ニッポン放送それぞれとの協議で詰める。 ◇ 【基本合意のポイント】 一、フジテレビはライブドア・パートナーズを、六百七十億円で買収 一、フジテレビは、ライブドア本体が保有するニッポン放送株を買い取り、同放送を完全子会社化 一、フジテレビはニッポン放送株を一株六千三百円で取得 一、和解に伴い、フジテレビ側がライブドアに支払う資金総額は千四百七十億円程度 一、フジテレビがライブドアの第三者割当増資に応じ、14・61%を取得(増資後の保有比率は12・75%)して資本参加 一、フジテレビ、ニッポン放送と、ライブドアが放送・通信融合について「業務提携推進委員会」の協議開始 (産経新聞) - 4月19日2時49分更新
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