NY株価下落,日中問題不安で,今朝も日経平均が一時11,000円を割り込むなど,不安定だ。雰囲気が良くない。特に,中国問題は何ともやりきれない。中国政府の居直りは,よほど国内が不安定であることを暗示している。国内を抑えきれないほどに中国政府は問題含みなのだろう。他方,日本側も問題含みだ。こんな大切なときに,わが国の首相は相も変わらず,「郵政民営化」にかまけている。この問題がほとんどまともに考えられていない。
郵便貯金が財政投融資として,与党・政府が国会の議を経る必要のない,第2の予算として,奇妙なところに使っていたのが最大の問題で,それは2000年の制度改革でかなり改善されてきている。「民営化」が必要なのではなく,財政投融資資金が与党・政府の打ち出の小槌のように使われてきたのが最大の問題なのに,そしてその問題の最終的仕上げが問題なのに,「民営化」に問題をすり替えて,人気取りをしている。
この人気取りが,日中問題をますます悪化させている。外相に任せたままで,首相は「郵政民営化」にかまけている。日中両方のトップが忌憚なく意見を言い合うことが必要だろう。もっとも両首脳の度量が狭いのが問題だが。どちらも国内人気取りに走っている。韓国トップもしかりである。日中韓がぎくしゃくしているようでは,とても東アジア共同体形成により,米国や欧州に対抗することなど出来ない。文化を共有しているアジアが欧米と対等に渡り合うためには,こんな体たらくでは話にならない。残念なことだ。
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