堀江モンはいろいろな問題提起をしてくれる。社員250人のニッポン放送で19人の取締役は多すぎる,という。確かに多すぎる。調べてみると,そのうち4人は社外取締役で,14人が内部昇進組だ。また,従業員数だが,連結でも869人だ。臨時雇用が平均して200人くらいだから,それにしても多すぎる。
他に,ポニーキャニオンをはじめ子会社12社,フジテレビをはじめ関係会社4社となっているから,これら子会社にも役員を送り込んでいるとなると,社員にとって大変有り難い会社だ。入社して将来役員になれる確率は極めて高い。
また,取締役は,日本の場合,処遇という色彩が濃い。処遇だけならよい。しばしば,担当が割り振られる。何々担当役員となる。この役員が張り切ると,屋上屋となる。船頭多くして船,山を登る。組織は混乱するばかりである。堀江モンの一言で,こういうことを考えるきっかけが与えられた。そういう意味では,今回の「事件」は我々経営学徒にはよい刺激剤だ。
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