singersong professor KMの日記

2004年05月19日(水) UFJの経営者交替

 下記記事に見るように,昨日今日の記事で気になるのは,UFJの赤字計上,トップ交替だ。要は,金融庁に言われて,赤字を計上せざるを得なくなったわけだ。銀行出身のM先生と話して,確信を持ったのだが,これは要は不良債権の大本である事業法人の存続可能性に関する判断の相違,金融庁は破綻寸前と考え,銀行は存続可能だし存続させるべきだと考えた,ということだ。

 しかも,その結果「経営改善計画」に反しているから,いわゆる3割ルール,予定利益の3割を下回ったから,経営者交替となったわけだ。これって何だろう。要は,見解の相違。しかも当局=官が,銀行=民の判断に介入したわけだ。これのどこが「自由化」「規制緩和」なのか。相変わらず,官は固くグリップを握りしめている。かつての行政指導とどこが違うのか。

 以前から,私が言っているように,官主導の,それもお節介だ。銀行経営者に問題なしとは言わない。だが,だからといって官が仕切るのはよいことなのか。「規制緩和」だ「民営化」だと声高に主張する,政治家やマスコミもこの問題には,いっさい何も言わない。むしろ拍手喝采。官が民を「指導」するのは,そんなに喜ばしいことなのか?

 「自己決定」(したくても)できない経営者に,「良い経営」を期待することはできまい。

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3トップ交代 UFJ最終赤字3000億円超

 UFJホールディングス(HD)は十九日までに、平成十六年三月期の連結最終損益を三千億−四千億円の赤字に下方修正する方向で最終調整に入った。金融庁の指摘を受け、不良債権の処理損失が最終的に一兆二千億円程度まで膨らむ見通しとなったため。三期連続の赤字決算が確実となり、HDの杉原武社長、UFJ銀行の寺西正司頭取、UFJ信託銀行の土居安邦社長の三人が引責辞任する方針を固めた。


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