教授会といえば長時間にわたるのが相場。ところが,今日は早く終わった。だいたい,2時から始まって7時くらいまで続くことが多い。それ以上のこともある。一体何が話し合われているのか,不思議なくらいだ。会議の長い会社は業績の良くない会社だと言われる。
営業現場そっちのけで会議をしている会社が「良い会社」であるはずがない。ところが大学は違う。論客が多いから会議が長くなる。それでも昔と比べるとずっと静かになった。そういう意味では「良い会社」になってきているのかも知れない。学園紛争後で大学が騒がしかった頃は長時間の会議は当たり前だった。要するに大学と言うところは会議はするが,業務がうまくできない。オペレーションのレベルになるととたんにダメなのである。決めたらそれでうまく行くと思っているようだ。フォローアップが弱い。
以前より良くなったとはいえ,これでは決して「良い会社」だとは思えない。ところが先日,本島康史「銀行経営戦略論」日本経済新聞社(これはよい本だ),を読んでいて,大学とそっくりだと思われるところがあった。これでは日本の銀行が「良い会社」であるはずがない。いわく「銀行では詳細なルールが読み切れないほど膨大な「規定集」として定型化されていても,日々の業務において実際にどういう行動を取るべきかという詳細は,先輩から見様見真似で伝承されていた」(270ページ)というのを読んで,これって,大学でも見かける光景だと思った。組織が縦割りで情報が囲い込まれているなどという指摘もあったが,これも大学で見られることだ。情報管理の稚拙さなどの指摘も大学に当てはまる。
というより,大学はそれでもなんとか成り立ちそうな気がするが(決して誉められたことではないが),銀行がそれで成り立っていたのは不思議というよりほかない。これでは日本の銀行が行き詰まるはずだ。
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