singersong professor KMの日記

2003年05月30日(金) 社会人大学院

 大阪淀屋橋での社会人大学院の第1セメスター講義を,ようやく終えた。なお,レポートが提出されてくるはずである。かなり準備に時間を費やした。ただ,自分としては物足りなさが残る。長い目で見たときの時間不足を感じるからだ。

 ねらいとしているところはビジネス・スクール,それも日本型のビジネス・スクールだ。ところが,日本でそれはまだ完成していない。それを作っていく必要があると思う。そんな大それた仕事を考えるとき,時間不足を感じざるを得ない。

 現実の経営に役に立つ講義を心がけなければならないが,では一体,何がどう役に立つのか。しかも「経営財務」という科目においてはどうなのか。ここらあたりが固まっていない。なお試行錯誤が続くのだろう。

 ただ言えることは,学部の講義でも「役に立つ」という観点から見ると,実用という意味では,そうすぐに役に立つ科目は少ないだろう。それでも成り立っているのは,いわゆる「学歴」として「役に立つ」からだ。アメリカのビジネス・スクールでも,そういう「学歴」として役立つという面が大きいと言われている。

 とすれば,どんなに考えてみても,日本ではまだMBAはそういう「学歴」として確立していないわけだから,「役に立つ」という面からすぐに答えが出そうにない。一定役に立っているから,学歴として認められるようになると言うのが美しいストーリーだが,そう簡単ではなさそうである。当分手探り状態が続くのだろう。


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