| 2002年12月15日(日) |
大阪,GDP,グルメ番組 |
3題話のようなことになりますが。
昨日,14日は,学会の関西部会で大阪・北浜へ行って来ました。土曜日ということで閑散としていました。終わってから例のごとく,淀屋橋で皆さんと飲みました。とはいえ13日に日経クイックの大阪支社の人と話していても,大阪の元気の無さは如何とも,し難いようですね。淀屋橋から北浜まで歩いていると点々とホームレスが寝込んでいます。これは最近では常態化した風景です。これを異常とも思わなくなったことが怖い。
ただ,その昨日の飲み会で話していて気付いたのですが,アメリカの大恐慌の時GDPが何分の一かに落ちたのですが,日本の今回の不況,むしろGDPが上がってさえいる。もちろんマイナス成長のときでもマイナス−1%など僅かですから,底堅い。
これはかつてのアメリカと比べて,セーフティ・ネットが充実している,あるいは外食をはじめとするサービス産業が支えている,という面があるのだということに気付かされました。そういう意味では,グルメ番組大繁盛の意味も分かります。私もグルメ番組の一ファンとしてよく理解できます。
サービス産業=低所得,ということではありますが,それでもって経済が支えられているのなら,それはそれで評価すべきことではあります。少しつらいですが。
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