| 2006年01月01日(日) |
新年に思うこと : 悪口を言う人間ほど、相手のことを知らない |
「 人間性への信頼を失くしてはなりません。
人間性とは大海のようなものですから、大海のほんの数滴が汚れて
いても、大洋全体が汚れるということはないのです 」
マハトマ・ガンジー ( インド建国の父 )
You must not lose faith in humanity. Humanity is an ocean; if a few drops of the ocean are dirty, the ocean does not become dirty.
MAHATMA GANDHI
明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。
お正月を海外で過ごす人は多いけれど、久々に、クリスマスを海外で過ごして年末に帰ってくるパターンにしてみた。
おかげで、仕事関係では各方面の方々にご迷惑をお掛けし、年末はいつも以上に大忙しで、年賀状の発送はおろか、部屋の掃除さえできていない。
それでも大晦日の夜ぐらいはノンビリしようと思ってテレビを点けたら、今年もまた格闘技番組中心で、相変わらず曙が負けていた。
よく、「 相撲こそ、世界最強の格闘技 」 などと言う人がいるけれど、一体、曙は誰と対戦すれば勝てるのだろうか。
だんだんと話題にされなくなっていくような気もするが、もし次の大晦日に 「 曙 VS 清原 」 なんてカードが実現すれば、視聴率は稼げそうだ。
アメリカのクリスマスは日本と違って、家で静かに過ごすのが基本なので、外へ出かけても開いているお店が少ない。
今回は、友人宅に招かれたので行ったが、普通に海外旅行を楽しみたい方々には、あまりお勧めしないシーズンである。
彼女と二人きりも良いけれど、すでに私は両親と死別しているし、彼女も片親なので、たまには大家族のクリスマスに混ぜてもらうのも楽しい。
けして贅沢ではないけれど、ごく普通のアメリカ人の一般家庭で一緒に祝うクリスマスは、それなりに趣があって、また荘厳な雰囲気もある。
そういった日常生活や習慣も知らずに、「 アメリカ人はこうだ 」 などと揶揄する人たちには、きっと一生、アメリカのことなど理解できないだろう。
お正月は日本のほうが行事も多くて楽しいし、一般的に休みも長い。
アメリカではニューイヤーズディが終わるとすぐに 「 仕事始め 」 となるので、大晦日の夜にパーティをする程度しか楽しみがない。
たまに、日本の旅行客が 「 お正月なのに空いてるねー 」 などと喜んでいる光景を目にするが、現地では普通のウイークディなのだから当然である。
クリスマスバケーションを長くとって、新年は早々から働くのがアメリカ流であり、年の瀬まで働き、お正月をノンビリと過ごすのが日本流だ。
今回の私みたいに、早くから休みをとってアメリカで遊び、年末には日本へ帰ってノンビリするというのは、ちょっと 「 虫が良すぎる話 」 である。
仕事の遅れを取り戻し、浪費した旅費や遊興費も稼がないといけないけれど、それでも、今回の旅行は楽しかったし、とても有意義だった。
一緒に行った彼女も渡米は初めてじゃなかったけれど、素顔のアメリカ人一家と一緒に数日を暮らすという体験を、とても気に入ってくれたようだ。
冒頭のガンジーの言葉にもある通り、外国や外国人の 「 ごく一部 」 だけをみて、すべてわかった気になっているのは大馬鹿者である。
たとえば、「 アメリカ人は大雑把で、戦争好きで、味覚が鈍感で、日本人のような繊細さ、風情を愛でる気質がない 」 といった 「 思い込み 」 などだ。
そんな発言をする人物は、アメリカはおろか 「 日本の実情すら、わかっているのか 」 という疑問があり、彼らの 「 アメリカ評 」 なぞ聞く気もしない。
今年も国内・外で様々な事件が起き、様々な議論が飛び交うだろう。
世の中の人間すべてを良く言うのも正しくないと思うが、どんな国のどんな環境においても、良い人間もいれば、悪い人間もいる。
賢い者、馬鹿な者、身体や心が健康な者、不健康な者、人の役に立つ者、世の中に害を与える者、それらは時間や場所の壁を超えて存在する。
特に昨今は、「 アメリカの悪口を言えば格好いい 」 と勘違いしている馬鹿が多いけれど、本当のアメリカを知る人間の意見でないことは明らかだ。
本当の日本を知れば、日本の宰相が靖国に参拝したからといって 「 軍国主義に走る傾向 」 などないとわかるのと同様に、単に世間知らずである。
日本人同士の場合も同じことで、「 近頃の若い奴は 」 的な短絡発想で物事を語ったり、偏狭的な視点で社会を眺めることには問題が多い。
性善説、性悪説という次元の話ではなくて、いろんな人間がいるのだから、国籍や、年齢や、性別などの違いで何かを決め付けるのは間違いだろう。
その大部分は、「 批判はするけれど、実際にはよく知らない 」 といった連中が流したガセ情報に基づいており、実に信憑性が低い。
私は学生時代からアメリカに長くいたし、現在でもアメリカ人の多くと交流が深いので、特に、アメリカに対する曲解したデマが気になる。
アホ同士が書いたり読んだりするには問題ないが、マトモなアメリカ人や、マトモな日本人が読むと恥をかくので、やめたほうが望ましいだろう。
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