| 2005年09月21日(水) |
昨日の自分は別の人間 |
「 私は昨日に戻ることはできない。
なぜなら、昨日の私は別の人間だったのだから 」
ルイス・キャロル ( イギリスの数学者、聖職者、童話作家 )
I can't go back to yesterday, because I was a different person then.
LEWIS CARROLL
ルイス・キャロル といえば、『 不思議の国のアリス 』 の原作者である。
この童話は ファンタジー だけでなく、精神分析の分野からも注目された。
身長が伸び縮みしたり、鏡をくぐり抜けた先にある “ あべこべ世界 ” など、童話の登場人物 アリス は、作品の中で様々な怪奇現象を体験する。
言語哲学者、精神分析医などの間では、作者である ルイス・キャロル 自身が、実は、同じような体験に苦しんでいたのではないかという説が強い。
1955年、イギリスの精神科医 J・トッド は、これら、自己の身体像や事物の変形体験が見られる症例を 「 不思議の国のアリス症候群 」 と名付けた。
大脳の病気などが原因とされる症例で、現在も多くの患者が苦しんでいる。
思い当たる節がある方は、専門医に相談されたほうが望ましい。
ちなみに冒頭の名言は、個人的に気に入っているものの一つだ。
過去の失敗に落ち込み、後悔してクヨクヨするよりも、新しい自分の可能性に賭けるという生き方は、まさに私の信条としているところである。
生きている限り、誰でも失敗するし、落胆することもあるけれど、自分自身の存在を嫌ったり、自己を否定する必要などない。
反省すること自体は悪くないが、自己嫌悪や自己否定からは何も生じず、問題解決の糸口をつかむことも、自分の責任を果たすこともできない。
ならば、「 昨日の自分の失敗を、明日の自分が取り返す 」 ぐらいの心意気をもって、しっかりと前を向いて歩くことが最善ではないだろうか。
恋人と喧嘩した後の “ 謝り方 ” にも、この言い回しは利用できる。
ひたすら頭を下げて、「 昨日の自分はどうかしていた、今後の自分をみてくれ 」 みたいな調子で謝るのも、仲直りの常套手段である。
実はつい最近も、この “ 謝り方 ” を駆使して、彼女との危機を回避した。
もちろん、技術的な問題だけでなく、きちんと誠意を示すことが大事なのだけれど、言葉というものは重要なコミュニケーションツールの一つだ。
ただし、あまり頻繁に 「 この手法 」 を使うと、効果が薄れていくばかりか、高価なプレゼントとか、別のアイテムも必要になるので要注意である。
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