部長motoいっぺい
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2004年04月09日(金) Discrimination

アメリカで最も忌み嫌われる言葉の一つが、Discrimination:ディスクリミネーション(差別)。息子が学校からもって帰ってきたキング牧師や、リンカーン大統領の伝記などにも、アメリカがこれまでに人種差別をどうやって排除してきたかが、細かく書かれている。

僕の子供たちが通う学校は、この辺でも比較的多民族が集まる学校で、学校全体では子供たちの母国語は、30以上にもなるという。当然、ヒスパニック系やアフリカ系(いわゆる黒人)も少なからずおり、子供たちはそういう環境で育ったため、アジア人だと差別をされることこそあれ、差別することはないと思っていた。

ところが、先日嫁と娘が一緒にお風呂に入ったときのこと。娘が最近クラスに転校してきた子(黒人)のことを話したのだそうだ。娘は、

「私は、その子と遊ばないの。だって私は、スキン(肌)の色が私のような子と遊ぶほうがいいんだもの」

と、平然と言い放ったのだそうだ。とても驚いた嫁は二の句が継げず、お風呂を上がってから僕にその話をしてきた。その時点では、娘はもうベッドに入っていたため、翌朝僕が注意することになった。

翌朝すぐに僕は娘を呼び、
「日本人の肌の色も白人の子からしたら違う色なんだよ」
「その事で遊ばないと言われたら、悲しいでしょ」
「だから、肌の色で遊ぶ・遊ばないを決めてはいけないんだよ」
ということを、諭すように娘に説明した。娘は「いけないことをした」と理解したのか(そう思いたい)、涙を流していた。

娘には、「学校に行ったら、すぐその子に謝りなさい」と言い、念のために嫁を学校に行かせて、娘がそういう発言をしたので、様子を見てくださいと先生にお願いをした。

今回のことで、僕がなにより驚いたのは、「人種差別」ということを知らない娘が、ごく普通に肌の色が違う子を拒絶したことだった。改めて、人種差別の「根」というのは、本当に深いものだと気づかされた。


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