部長motoいっぺい
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2002年06月01日(土) ミス・アンジェラ伝説(その3)

日本では子供の学校に親が行くのは、せいぜい授業参観の時ぐらいであるが、アメリカでは割と頻繁に親が学校に行く。
↑もちろん親によりますが

僕達の感覚では、親が教室にいるなんてことは「非日常」のことであり、あまり良いことではないように思っていたのだが、こちらでは逆に喜んでもらえる。というのも、大人が学校に行くということは、先生の手助けをする人が増えることを意味するからだ。
↑いわゆるボランティア

学校を訪れた場合、必ずしも自分の子供がいる教室にずっといられるという訳でもない。事務室に行って、次の授業に必要な小道具を制作したり、ポスター書きを手伝ったりすることもある。

ウチの嫁は、息子が学校に通い始めた頃から、何しろ心配で心配でたまらず、ちょくちょくクラスに顔を出していたのだが、それがいつのまにか「ボランティア」として、週2回学校に行くことになっていた。

それもこれも、ミス・アンジェラが

来週も、火曜日と木曜日に来れるわよね、ミセス駐在2号?
↑補足:実際にはウチの嫁は、ファーストネームで呼ばれている

という、お願いなんだか命令なんだか分からない言葉を発したことがきっかけになっている。


というわけで、いつのまにかボランティアとして、定期的に学校に通い始めたウチの嫁であるが、他の日本人奥様から学校でボランティアをするにはどうしたらよいかなどという質問をたびたび受けるようになった。


ある日のこと、とある場所で知り合いになった日本人の奥様からも、ボランティアに関する質問を受け、とりあえずミス・アンジェラに彼女を紹介したのだそうだ。

するとミス・アンジェラは、ボランティア申込書のような書類を出してきて、彼女に必要事項を記入するように言った。

紹介した奥さんが書き終わったあと、ミス・アンジェラが何か書き足していたので、何を書いているかと思いウチの嫁が書類をのぞき見たところ、



















ミス・アンジェラのクラスでボランティア希望

と勝手に書き加えていたそうだ。





恐るべし、ミス・アンジェラ。


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