笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

Atlantic - 2021年04月07日(水)

かつて自分がやっていたバンドの界隈にいて、すでに亡くなった友人たちが4人いる。
どんな最期だったのか、自分から聞く勇気はとても無くて、結局断片的な話しか知らないものの、おそらくそこには円満な死などないんだろうなと勝手に思っている。

何となしにYoutubeを見ていると、そんな彼らの姿を目にすることがたまにある。

今の自分には生に対する大した渇望もないのだけれど、永遠に会うことが出来ない彼らを目にすると、今自分が何となくでも生きていることに対して、噛み締めなければいけない何かがあるような気がしてならない。

Youtubeには、かつて大切な友人だった者たちのたくさんの姿が詰まっている。
彼らは彼らの人生を生きていて、自分から歩み寄らない限り二度と会うことはないのだろう。
だから、それはすでに人生を終えた者たちとの距離感とさほど違わない気がするものの、それでも思い出とは違う何かを感じてしまうのは、まだ何か奇跡のようなものを感じているからなのか。


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