笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

you can change your word - 2009年10月20日(火)

今年何回目かの最高な週末。


金曜。
仕事終わりで、21時からスタジオ。
好調。
サクッとスタジオを終え、帰宅。
翌日からの準備をする。


土曜。
今年2回目の東京ツアーに向け出発。
今回は経費節約のため、ナビのないタウンエースで。
メンバーは、ライオンズ3人と京都の若手distro代表april showersの小野寺くん、with one accordの石井くんと田中くん。


ナビがなく、道中かなり不安だったが、思いのほか順調に進み、15時半には東京に着く。
会場のある神保町周辺は久しぶり。
リハまでの時間、近くの楽器屋街を覗いたり、古本屋を回ったりする。


ライブは18時半にスタート。
企画してくれたher spectacles以外は初めて見るバンドだらけだったが、どのバンドもよかった。
chippendaleには猛烈にbroccoliを感じたし、やっと見れたsegweiのライブはrevolution summerを感じさせながらも、それだけに留まらないフリーフォームな展開で素晴らしかった。
そして、her spectaclesは言うことなし。
最近出た3way splitの曲はほんとにパーフェクトなんだが、曲の展開と言いメロディと言い、ほんと素晴らしい。


一方、自分たちのライブは、ナーバスな気分になることなく一気に駆け抜けた感じ。
だいぶ新しい曲メインのセットリストにしたが、反応も悪くなく、久々にアンコールもあった。
今年の遠征ライブの中ではだいぶよい出来だったと思う。


ライブの合間には、東京に行くといつも会う大切な友人たちと再会。
なんだかんだで、久しぶりな感じはないけれど、確実に力をもらっている。
それだけでホッとするのだ。


ライブ後、近くのさくら水産に行き、軽く打ち上げ。
Her spectaclesやsegweiのみんなと打ち解ける。


打ち上げ後、今夜の寝床、her spectaclesの山崎くん家に向かうため川崎へ。
6人乗りの車に9人乗車。
そう言えば昔、こんなことをしたことがあったなぁとシミジミ思い出して、感慨深くなる。
1時間後、川崎に到着。
山崎家はとても大きく、そして快適。
自分もこういう家にしたいなぁと思いつつ、3時頃眠る。


日曜。
朝7時半、目が覚める。
山崎くんの奥さんが作ってくれたおにぎりを頬張り、2日目の会場がある八王子方面へ出発。
ナビがない車にとって、この2日目の移動が一番の鬼門。
が、自分が用意した地図が役立ち、まったく迷うことなく昼前に法政大学に到着。
山の中、まさにド田舎にそびえる巨大建造物に圧倒される。


ほどなくして会場発見。
円形の大きな芝生があり、その一片に立派なステージができている。
上がる。
天気も快晴。
ああ、こんなシチュエーションでライブができるなんて、なんたる幸せ。


ライブは昼すぎから始まり次々に進んでいく。
芝生で横になりながら、酒を飲み、飯を食いながら見るライブはほんとに最高としか言えなかった。
まぁ、中には真昼間が似合わないバンドもいたけれど、それでも環境がそれを打ち消してくれた気がする。


自分たちのライブは若干環境に飲まれた感はあったが、開放的ですごく自然なライブができたような。
馴れない環境もそんなに気にはならなかった。


自分以外のバンドだと、今度京都に呼ぶtin soldiersは期待通りのライブだった。
上手い具合にUSロックとパンクロックのエッセンスを詰め込んでいる。
それからhello hawkはdoppoとかwe are!直系の音で、なんだか懐かしい気分になった。
そして、トリ前のmod lungはさすがのライブ。
途中、豪華な花火が上がるのを横目に見るライブは、最高以外の何ものでもなかった。


ライブ中も、ライブ後もまたいろんな人と話す。
まったく知らないお客さんからよかったですと話しかけてもらったり、また一緒にやろうと共演バンドのみんなと話したり、ここ数回の東京ライブで積み重ねてきたものの大きさみたいなものを感じた。
別に東京に思い入れがあるわけでも、東京でやりたいと思っているわけでもないが、こうやってたくさんの人が集まるところでしかできないこともあるんだなと実感。


イベントは8時頃に終了。
みなに挨拶をし、足早に大学を去る。
帰り道はいつも切ない。
でも、いくつかのSAに寄り、4人で運転を交代しながら、3時頃には京都に帰ってきた。


たったの2日間のツアー。
でも、それでも得るものは大きかったなと思う。
12月には今年最後のツアーで、再び東京、名古屋と回る。
激動の1年を締めくくる楽しいツアーになるといな。


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