
おれ的わたし的2005ベスト
更新中。
一応12/31で締切ったけど、これからの参加もお気兼ねなく。
表紙に投稿項目があります。
「今年は音楽あたらしいの聴いてなくて...」という理由で送るのを躊躇されているのをメールやサイトで目にしますが、いいんですよそんなの気にしないで。新譜のないベストでも全くもってOKです。あたらしい音楽もふるい音楽も等しく価値があるのですから。
というか音楽のセレクトすら無くてもいいですよ。
Yさんはグラビアアイドルのベストセレクトだけでいいのでとっとと送りなさいってば。
本日、実家より帰宅、帰りがけに、みなさんの投稿をみて興味を持ったものをちょこちょこと買ってみた。
テニスコーツのライブ盤、大友良英+さがゆき、Tone Collector、UR、Benjamin Diamond、los super seven、KRONOS QUARTETとか。
まだぜんぜん聴けてない。最初に聴いた大友+さがゆきが素晴らしすぎて他のCDの封を開ける気になれないのです。
大友良英+さがゆき /See you in a dream

ポイさんのおすすめ。中村八大の曲をジャズ・シンガーのさがゆきさんがカバーしたアルバム。4,500円もするので躊躇していたんだけど、買って良かった。これは去年聴いてたら確実にベスト10に入れてた。優雅かつキュートな中村メロディが、心のこもった唄と演奏につつまれて、たっぷり2枚組22曲楽しめる。 さがさんが渋谷毅さんのピアノをバックに唄う曲がたまらなく良い。うっとりと聴き惚れてしまう。その他の曲のアレンジもとても良い。なかには少しフリージャズっぽいアレンジの曲も少しあるけど、それもまた素晴らしい。アルバムの流れに何の違和感もなくバッチリはまっている。
中村八大の曲は「遠くへ行きたい」とか「こんにちは赤ちゃん」くらいしか知らなかったんだけど、どれも良いなあ。懐かしいんだけど、「ノスタルジー」ではない。この時代でも全く古びていない。普遍性があるのは永六輔の歌詞の素晴らしさも大きい。
夢で逢いましょう
夢で逢いましょう
夜はあなたを抱きしめ
夜はあなたにささやく
嬉しげに
悲しげに
楽しげに
寂しげに
夢で
夢で
君も
僕も
夢で逢いましょう
「夢で逢いましょう」。大名曲。シヴヤさんのピアノだけで歌うバージョンも感涙モノなんだけど、山本精一と一緒に歌うラストのバージョンの素晴らしいこと.....
唯一の不満点は、歌詞カードがついてないこと。一緒に歌いたいのにな。まあソラで唄える位聴き込めば良いんだね。
ちょっと聴き書きしてみよう。
生きているということは
誰かに借りをつくること
生きていくということは
その借りを返してゆくこと
誰かに借りた
誰かに返そう
誰かにそうしてもらったように
誰かにそうしてあげよう
生きているということは
誰かと手をつないでいること
繋いだ手のぬくもりを
忘れないでいること
めぐり合い
愛し合い
やがて
別れる日
そのときに悔やまないように
今日を 明日を 生きよう
人はひとりでは生きてゆけない
誰もひとりでは歩いてゆけない
こうして文章だけみるといささかクサイね。だがしかし人生の真実ですよこれは。ハードコアな真実。
街のあかりが
ゆらめくなかを
きみと肩よせ
歩いてるなんて
思えば不思議だ
この星で
きみとめぐり合い
愛し合った
何億
何千億と
宇宙に星は
きらめくけれど
ぼくはきみを愛するために
この星に生まれた
もしもはるかな
アンドロメダの
星のひとつに
生まれていたら
いまある愛など
しらないで
胸も高鳴らずに
生きていただろう
何億
何億光年
宇宙の果てはしらないけれど
ぼくはきみを愛するために
この星に生まれた
うーわーやっぱりクサイね! だけどこうした真実がクサくならずにするするっと頭に入ってくるのが音楽の魔法って訳よ(´ー`)
とにかくも、熱烈にオススメ。今年の紹介一発目にふさわしい名盤。アン・サリーのむかし歌カバーなどがお好きな方には絶対に聞いて欲しい。アンさんの「daydream」「moondance」のときと同じように、静か目な曲だけ編集して実家の母にCDRを送ろうと思う。