かなしいうわさ
home 日記の表紙 前↓ 次↑


2005年11月13日(日) 486

つい買ってしまった


fishmans /若いながらも歴史あり 96.3.2@新宿LIQUID ROOM
http://images-jp.amazon.com/images/P/B000BD67YE.01.LZZZZZZZ.jpg
「空中キャンプ」リリース後、フィッシュマンズというバンドが一番脂乗っていた時期、何やっても最高にしかなりようのないのライブ。そりゃ凄いさ。
凄いけど、芯までは響いてこない。佐藤のアホなMCに懐かしさを感じて甘酸っぱい気分にはなれたけど。もう俺はfishmansは一生分聴いてしまったんだなぁ。いまでもたまに口ずさんだりはするけど、新曲じゃなかったら頭ん中でいくらでもリピートできるから、音源はもういいや。

ダーツのギターがやっぱり五月蝿い。小暮がサポートギターの頃が一番良かったと思う。

この頃の客は大人しかったな。ナンか喰ってるような輩が後ろの方でレイヴみたいに踊るようになるのは2回目の野音くらいからか。楽しかったなぁ。とてもとても良い光景だった。

みなさんは再結成(?)ライブ行きますか? ただ昔の曲なんてやられても郁子ちゃん永積タカシのほっこりパワーに負けて有名人カラオケ大会になっちゃうんじゃネーノ?って気がするので俺は行きません。行く人は酒とかその他色々がっちょり決め込んだり決め込まなかったりして奇声あげてキチガイみたいにバカスカドガシャカ踊ってきてください!! 同窓会なんてたくさんだ!!!




>追記
戸田さんの日記にあるフィッシュマンズ再結成の話にやられる。すごすぎる。自分のしょうもなさを再々々々々々々認識した(;´Д`) 
日付でリンクが張れないので引用します。

2005/11/13 [日]
〜中略
→このところフィッシュマンズの音源・映像が次々出ている。当然コンプリートするわけだが、このDVDでいちばん見たかったのは『BABY BLUE』『すばらしくてNICE CHOICE』を歌う佐藤の姿である。この2つの歌でフィッシュマンズは、(俺にとって)ものすごく重大なことを歌っている。そのときフロントマンたる佐藤はどんな表情で、どんな身振りで歌っていたのだろう。ついに佐藤伸治生存中にフィッシュマンズのライブに行かなかった俺には一大関心事であった。
 一言で言えば、佐藤は仏像のようだった。2曲ともギターは持たず、右手を高く差し上げたり、Vサインで印を結んでいた。法(ダルマ)を理解するには衆生はいかにも愚かであり、仏像という「視点を集めるもの」「思考を集中する焦点としての偶像」を必要とする。佐藤のパフォーマンスはまさにそれだ。
 今月27日のフィッシュマンズライブには、もう佐藤伸治の姿はどこにも見あたらない。彼の姿のないところで、俺はどこまで彼の遺した法に近づけるのか。山崎まさよしがボーカルを取るらしいが、そんなのはどうでもいい。試されるのは俺の、今日までの修行である。
〜後略



行く前から同窓会だなんて。受け取り方なんて観る人次第なんだ、っていつも言ってるくせにこうして何度もポカをやる俺は糞アホだ。そんなこと十分判っててそれでもライブを演るメンバー達の想いや覚悟を観に行ってしかと確かめてくるべきだ。とはいえチケットは即ソールドアウト。ダフるか。幾らでも出す。







RCサクセション /Rhapsody Naked
cover
完璧だ。楽しいせつないやかましいバカアホきちがいまじめやさしい格好良い格好悪い青い渋い粋野暮限界その先イエー等のロックンロールが俺にみせてくれる奇跡がすべて詰まっている。編集なしのライブでこれだけの音。臨場感が凄いから、でかい音で聴くと鼻血が出そうだ。ボガンボスのライブに拮抗できるライブ音源ってこれくらいじゃないか。

ただそれでも、音源としてなら俺はNakedじゃない「Rhapsody」の方が好きだ。このライブをLPの長さに凝縮するならこれしかないだろう!という最高の編集。1枚の「アルバム」として本当に素晴らしい。RC大好きで仕方がない人が編集やったんだろうなぁ。はじめてこのライブの音を聴く人は裸じゃない「Rhapsody」から聴こう。









ハイロウズ解散
ハイロウズのデビュー(というかヒロトとマーシーによる「イチからやりなおし」)当時からバッチリ付き合っていたファンとしてはとても悲しいニュース。おっさんからもガキからも愛される素晴らしきチンピラバンドであった。

だけど、これでマーシーが久々にソロ活動するようになるかもしれん、と思うとちょっと嬉しかったりもする。悲しんでいるファンの人、ごめんなさい。ヒロトは世界一のボーカリストのひとりだと思う。ラケンローの神様だか悪魔さまだかが憑いている(そんなもんは居ねえけどそれ程凄いということ)。マーシーは世界一のボーカリストのひとりでは全然ない。神も悪魔もついてない。でも俺は全世界の唄うたいのなかでマーシーの歌が一番好きなんだ。だから俺はマーシーの歌が聴きたいんだよ。

とはいえ次の一手も結局ふたりでやるような気がしている。それも良し。









前↓ 次↑


石井 | home