かなしいうわさ
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アル・グリーン、復帰後2作目が出た。トータス松本が「前よりええやん」と言ったとか。前作「I Can't Stop」も相当良かったのにそれより良いですか。はぁぁ。で、これとベン・ハーパーとブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマのライブとか買おうと思って行ったら、どちらもCCCDなので買わず。CD探そう。
代わりに買ったのが Beck /Guero V.A. /See Mi Ya Smith Connection /Under My Wings Araki Kenta /MSX TYPHOON
Beck /guero
ベックちゃん新作。この作品は「Odelay!」回帰と言われているけれど、あれとはちょっと違うかな。「Odelay!」はちんこ丸出しな勢いを無理矢理センスの良さでまとめ上げていたけれど、この新作は頭の良い人がセンスと経験を遺憾なく発揮して作った、統制の効いた音楽という印象。バックトラックやアレンジはかなりやんちゃだけれどあくまでも聴き易いし、メロディは近作同様に落ち着いてい洗練されている。とても丁寧に作られた良いアルバムだ。でも、洗練され過ぎているから、俺の好みでは無いなぁ。俺がベックに求めているのはセンスが破綻を抑えきれない瞬間なので。「mellow gold」みたいな。 ライブならコントロール失って面白くなる気もする。フジロックで観よう。
平本アキラ /俺と悪魔のブルーズ
ブルース漫画。主人公の「RJ」はロバート・ジョンソン。ブルース好きには有名なクロスロードのエピソードとか色々出てきて、ニヤリとできる。ただなぁ、ニヤリとできるだけなんだよな。一番残念なのが演奏シーンから音が聴こえてこないこと。マンガの中から音が聴こえてくるかこないか、っていうのは絵とか構成が上手い下手ってことじゃないからね。それと同じ事はこのマンガの中でも何度も出てくる、 「テクじゃねえんだ、魂だよ」 ブルーズの史実に忠実だとか当時の黒人文化が良く描けているとかそんなこたどーーでも良いから、もっと豪放にガシガシ描いて音を聴かせて欲しい。「アゴなしゲンさん」からはたまにブルーズ聴こえてたぞ。
ブルーズ漫画といえばこれだよこれっ
泉昌之 /ジジメタル・ジャケット the Delta
うーん、聴こえる! いい歳したじいさん達がヘヴィメタルバンドを結成しちゃってガタガタバタバタするという傑作「ジジメタル・ジャケット」の続編。俺が本気でブルースを聴くきっかけになった一冊。ライブシーンでは音が聴こえる。やかましい位に聴こえまくる。ジミー・リード聴きながら長風呂!
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