漫画コラム:「きまぐれコミックロード」の「スケバン刑事」の回を読んでいたらもう一回原作を読みたくなりました。 うちの母は和田慎二さんの本が大好きで、これと「ピグマリオ」は昔全部家にありました。「ピグマリオ」は割と正統派のファンタジーですけど、「スケバン刑事」は色々すごいよ。ちなみにテレビドラマとは全然別物です。なんであのドラマになったかの方が謎とも言うかも。 コラムを書かれている方が後書きに書いてるように、エグい描写が多すぎたせいかもしれません。懐かしいな、「ミミズ風呂」。「硫酸」は確か(ネタばれなので反転。脱獄したサキの母親が、追っ手の目をくらませるために自分でかぶって怪我のフリをした時と、骨マニアの少年院の所長が硫酸プールにおっこちて死んだ時に使用されてた気がします)。 「スケバン刑事」のおねえさんたちはみんなものすごい漢気の持ち主で、特に序盤のサキ最大のライバル・麗巳様は素晴らしいですよ! 彼女は(ネタばれなので反転。実の妹二人を手にかけ、しまいにはサキを苦しめるためにサキの最愛の妹・美幸の顔に自分を整形するという凄まじさ。)。私は麗巳様のお言葉で「ジェノサイド」という単語を初めて知ったような気がします。 本当、「少女……漫画……?」と思いたくなるような内容でしたが、ざくざく死んでいく登場人物誰もが必死で無茶苦茶で面白い漫画でした。私、つぐみちゃんが好きだったな。敵側のおにいちゃんが好きな、普段はでっぱの不器量な女の子に化けてる子。とはいえ彼女も(ネタばれなので反転。両目に焼きゴテ突っ込まれて死にましたが。)。 ああ、でもこちらのコラムを読んでると「エースを狙え!」とかも無性に呼んでみたくなりました。「王者の悲哀」を漂わせた女子高生、か…
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