未だ醒めない夢。


確かに彼は『ここ』にいるのに、姿が見えない。
聞きたくないことが勝手に耳をすり抜けていって、
痛いくらい胸を締めつけるよ。
知らないことばかりが増えていくけど、
あたしは今も彼だけを想ってここにいる。

悲しくなんかないよって、
落ち込んだりなんかしてないよって、
違うよ、泣いてなんかないよ。
上向いて笑った。

そうだ。
あたしは彼に「忘れる」って言われたんだ。
だから、もぉ彼にとってあたしはただの過去。

なのに。
彼はあたしに「忘れないで」って言ったんだ。
だから、あたしは今も思い出にできないでいる。

不公平だよ、こんなの。
あたしばっかりが苦しいんだよ。
あたしばっかりが好きなんだよ。
あたしばっかりが前に進めないんだよ。
ずるいよ、そんなの。


大っ嫌いにならせて欲しかった。


全部が後悔だらけ。初めからやり直したいな。
もっと普通に、もっと同じ目線で。
最初のシーンはね、彼と出会うところなの。

あたしはバカだけど、解ったことがあるよ。
たくさん傷ついてたくさん傷つけてやっと気付いた。


大好き。


だから健士もCさんも橋本くんも誰もいらない。
健士に切られたって、もう一生Cさんに会えなくたって、
橋本くんが他のコにお弁当作ってもらってたって、
もぉどーだっていい。気にもならない。

あの人の隣を歩きたいの。
ただそれだけ。
2004年01月20日(火)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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