果たされなかった約束。


ホントは今日、一緒にいるはずだったんだ。

健士は最初、「まさか来るよね?」って脅しをかけて。
あたしは「ひとりなんてヤダ」って言って。
そしたら健士は少し考えて、こう言ってくれたんだ。

「お前が来るって言うんなら一緒にいてやるから」

でも後から考えると、大問題がひとつあって。
「どうにかしたいけど、、、どうにもできない」
って、3日前くらいに、彼はあたしにそう言った。

確かにムリだよね、誰にもバレないでいれるわけないもん。
当事者が抜けられるわけなんてないしね。

けどね、あたしが求めてるのはそーゆうことじゃないんだよ?
「来いよ」ってただ一言、そう言ってくれるの待ってた。
そしたらあたし、無理やりでも行ったのに。
夜にひとりだって、会いに行ったのに。

あたしを必要としてくれるなら、傍にいたのに。

触れられなくても、会話できなくても、
その目の前にいてあげたのに。

思ってるよりも、あたしは健士が好きだよ。
でも、今のあたしはどうしても健士に一途にはなれない。

あの人のこと忘れられるわけないし、
Cさんのことだって、実際まだ胸の奥で燻っているわけで。

やっぱり、それがいけないんだね。
あたしも健士も決め手がないんだ。
中途半端な関係なら、約束も中途半端なはずだよね。

だけどホント、最初に言ってくれた言葉、嬉しかったよ。
泣きそうなくらい、嬉しかった。

ありがと。

今ごろきっと頑張ってるよね。
車で数時間の距離を越えて、ココロは傍にいるからさ。
今日が素敵な日になるように、頑張って、ね。
2003年11月22日(土)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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