こんがらがった糸。


何かね、この短い間に色々ありすぎて。
あの人のこと、好きだって気持ちから逃げてたんだ。
何度同じことすれば気が済むんだろーね。

健士と連絡がとれるようになって、
ホントのこと言うと、「困ったなぁ〜、、、」って思った。

だって、あたしはそれほど健士が好きだったわけじゃないから。
その時はもーほとんど忘れてたし。
でも、電話をくれて話して、色々解って、、、
何だかあたしはちゃんんと向き合わなきゃいけない気がした。

初めて健士と2人きりで会ったその夜。
本心を聞いて、あたしは愕然としたんだ。
健士は、あたしを利用しようとしてた。
生まれて初めての、裏切りと失望、それから胸の痛み。

あたしが欲しいのは、引き換えに与えられる愛なんかじゃない。

健士とはきちんと話し合って解ってもらった。
確かに彼は最低な男だとも思う。
けど、彼も必死で必死で、夢を追いかけてるから、、、
あたしも援助するつもりはないよ、だけどさ。
誰もが思うようなキレイ事だけじゃ、どうにもならないんだ。

とりあえず今は、“友達”としてウマクやってるつもり。
健士は基本的に、真面目な良い人なんじゃないかな、って思う。
だって、健士にとってあたしと連絡を取ってることに、
デメリットはたくさんあるけど、メリットなんて何ひとつない。
あたしがそれを聞いてもただ、
「お前はそれでいいよ。俺がいいって言うんだから、いいよ。」
って言うばっかりで、変わらずいてくれる。

からかいながらイジワルを言うのが好きなの。
何だかんだ言いつつ、優しいとこが好きなの。
弱いくせにさ、強がって。

健士は、あの人にどことなく似てるんだよ。
あたしは結局、いつまでもあの人の影を追ってるんだ。

あたしよりいっこ上なだけなのに、中身はずっと大人。
何であたしは、優しい人に優しくできないのかな。
どうして甘えちゃうばっかりなんだろう。

結局あたしの気持ちは煮え切らないまま、今に至るわけで。
あの人への気持ちも中途半端なまま、健士をも想う。

ホントはもうね、気付いてるんだよ。
あたしはあの人が忘れられないから、逃げてるだけ。
健士に気付かされたあたしは、本物のバカだ。
2003年11月21日(金)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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