張り裂けた恋。


偶然見つけた後姿に、瞬間的にカラダが反応した。

見つからないように黙って逃げた。

だって、どうせあたしのこと知らないふりでしょ?

なんでメール返してくれないの。

友達だって言ったじゃない。

心配しなくていいからって言ったじゃない。

お前はそれでいいよって言ったじゃない。

やっぱり信じちゃいけなかったね。

まるでバカみたいだ。


あたし、一人暮しじゃなくて良かった。
キャバとか風に抵抗ない人じゃなくて良かった。
お金持ちじゃなくて良かった。
健士のこと、本気で愛さなくて良かった。


あたしの大好きな『ロミオ+ジュリエット』観たの。

映画のせいにして、たくさん泣いたんだよ。

おやすみって言って、電気を消して。

ずっと携帯握り締めて、眠れずにいたんだよ。


もう、健士の中にあたしはいないんだね。

でもね、あたしはやっぱりバカだから期待しちゃうの。

この前みたいに、まるで何もなかったみたいに、

いつもみたいに、メールがくるんじゃないかな、って。

でも、今回はホントにダメかもしれないね。


やっと、解った?

あたしと連絡とってても、何のメリットもないって。

月末の不確かな約束も、忘れることにするね。

もうそんな気ないと思うけどさ。


さよなら、さよなら痛い恋。

胸がちくちく痛かった恋。

初めて、利用される悲しみを知ったよ。

もう誰も愛したくない。
2003年11月11日(火)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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