手遅れ。


何だか変な一日だった。
こんなことって今までになかったから。
でもどうしてかな、わかんない。
健士の本心はいつまで経ってもわかんない。

彼の中であたしは、まだ大した存在じゃなくて。
彼はきっとあたしを信じてない。

あたしだって健士のこと全然知らないし、
あたしが好きだって言ってたのは、ただの外面。
だから、彼があたしを信用できないのも当たり前だね。
それは分かってるんだよ。

光を浴びる彼を、すごく不思議な気持ちで観てた。
その姿はあたしの知ってる健士じゃないような気がした。

寂しいよ。
何だか今は、あたしのカラまわりみたい。
彼はあたしのワガママを、どういうつもりで聞いてくれたの?
わかんない、わかんないの。

このままじゃ、いつもとかわんない。
早いとこ決着をつけなくちゃね。
だから明日、彼に全てを話してみようかと思う。
どんな顔するのか、どんな反応するのか恐いけど。
とにかくあたしを、信じてもらわなきゃ。

、、、なんて、こんなコト思ってる時点で、
あたしはもうすでに健士が好きなんだろうか。

もう好きだなんて気持ち自体、あたしはわからないのに。
2003年11月08日(土)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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