どんぐり1号のときどき日記
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KCの日記で「やってみて思い知ったが、私は自分でやって、それを人にやらせることしかできない。自分ができないことを人にやらせるノウハウが一切ない」というのがあった。 実際に製造業などの現場はその考え方でも良いから悩むのは判るが、実は現在の一般企業の管理職がこういう考え方をしているから、日本の会社はダメになっているのである。自分と同じ事をやらせていては、絶対に発展はないのである。 つまり自分ができない事をやらせなければ、企業は発展しない。今の段階を10とすれば、自分と同じ事をさせていては、それが9になり、次の世代で8となり、ついには企業として成り行かなくなる。管理職は仕事の概要が判っていれば良いのであって、細かい事は各自に任せ発展するのをサポートすれば良い。それを「管理職」というのである。
自分のやりかたを押しつけていては、発展はない。それは守りに入った戦闘である。攻めの戦術やもっと大きな戦略には、有能な参謀や部下が必要なのであって、極論すれば、管理職は個別の能力については平均以下でも構わないのである。だが世の中と人を見る目は絶対に必要だ。それがないと管理職としてはあまり存在意義がないのである。
まあうちの会社も、そう言う意味では長くはないと言えるだろう。みんな自分の経験値でしか物を言わないからだし、それがこちらの目からするとあまりに幼稚なのである。
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