どんぐり1号のときどき日記
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2010年07月20日(火) 情けない状況

 バカがいると、会社に行くのが苦痛である。話せば判るというのは、幻想である。日本語なのに話が通じない知能というのが、一体どういう教育を受けた結果なのか、本当に理解に苦しむなぁ。

 と言うわけで、夜は「ローレライ」を見る。全然関連はないが。
 実はこの作品、評論家やSFファンなどの評価は高くない。一般人の評価も別の視点からだが、やはり高いとは言えない。だがリメイクの「日本沈没」を見てしまうと、これが意外と良く出来ていると判る。映画として、思ったよりもムダがないのである。
 根本のローレライ・システムも、それほど素っ頓狂なものではない。また絵作りがまるでアニメのようだと言う人も良く見かけたが、今の映画は大体こんなものだろう。他の映画と比較しても、飛び抜けて変な事はしていない。今のところ、樋口真嗣監督作としては非常にバランスの良い、ベストな作品ではないだろうか。
 
 そもそも今の日本映画は、ろくでもない作品が多すぎる。映画としてあまりにも貧弱なのである。脚本レヴェルから最終形態まで、テレビで充分という物が多すぎるのだ。この状況は、いくら金をかけた作品でも同じである。どうも日本では「映画」がどういうもので、何故テレビと違うのか、そういう根本的な部分がまったく理解されていないようだ。


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