どんぐり1号のときどき日記
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まだ買っていないが、「はやぶさ」のプラモはどうしようか悩んでいる。今回は再版がかかったが、いずれブームが去れば消えゆくアイテムだろう。売れなくなれば消えるのが、今の企業の当たり前な考え方である。むしろ帰還のタイミングに合わせて出したアオシマは、良く頑張ったと言える。
などと考えながら模型屋を見ていたら、ドラゴン製1/48のナッターが2,100円で投げ売りされていた。現物を見るとこれは欲しくなる。なにせエッチング・パーツまで付いた発射台付きなのだ。しかも無人機仕様も再現できるという、実に魅力的な物である。 そもそもこのナッターという迎撃機は、「謎の円盤UFO」に出てくるインターセプターの元になった機体だと考えている。デザインが似ているのではなく、その迎撃思想がそっくりなのである。敵の爆撃機が来たら発射台からロケットによる緊急発進をして、敵を補足したら機首に埋め込まれたロケット弾を発射、そのまま帰投する一撃離脱方式である。まさにインターセプターそのものなのだ。
実はサンダーバードから後のアンダーソン作品は、こうした第二次大戦当時の様々な兵器のアイデアがそのまま生かされている物が多い。この辺が妙なリアリティを産んでいるのだろう。だが一番リアリティのないスカイダイバーが一番格好いいというのも不思議ではあるが、制限のない分デザインの飛躍が出来るためなのかもしれない。 いずれこれらの素晴らしいメカ群は、日本の特撮界ではついに真似が出来なかった。デザインだけならかなり良いところまで行った物もあるのだが、いかんせん円谷特撮に頼りすぎた日本では、完成映像として追いつけず、限界が見えてしまったのである。 だがCGIで何でも作れるようになったはずの現在、デザインの部分があまり成長していないため、絵としてはつまらない物が多い。残念な事である。
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