どんぐり1号のときどき日記
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2010年06月17日(木) 細かな配慮

 ちょっと会社の近所にある模型屋をのぞいたら、3箱あったアオシマの1/32スケール「はやぶさ」は、とっくに売り切れていた。
 まあこれだけ話題になっていれば当然ではある。むしろわざわざ帰還に合わせて出したのだから、売れてくれなくては困るだろう。いずれちゃんとしたウォッチャー以外はすぐに熱も冷めるのだろうから、今のうちにプラモは買っておいた方が良さそうだ。

 ところがここで、あかいメガネさんから「はやぶさ」のペーパークラフトの存在を教えてもらう。なんとJAXAのホームページ内にあったのである。
 これを見て驚いたのだが、難易度によって3種類作ってあるのだ。特に初歩の物は、これなら小さな子でも作れる、という感じで実に良い。こういう心配りが子供の科学する心を引き留めてくれるのだし、こんな細かな心遣いが出来るから、「はやぶさ」が無事に全ての任務を完了して、奇跡的な帰還を果たせたのである。

 多分、こういう細かな考え方は公務員には出来ない相談なのだが、その公務員や間抜けな政治家が予算を決めているのだから、どうしようもない。技術や文化は、一度消え去ってしまったら復活はまず無理なのだが、肝心の国を動かしている連中がそういう事すら考えつかないようでは、日本の将来は絶望的だと思ってしまう。


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