どんぐり1号のときどき日記
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2010年05月14日(金) 情報戦

 会社で若い子とツイッターの話をしていたのだが、この会社は30代も後半になるとツイッターなど聞いた事がないと平気で言うやつが多くなる。
 別にツイッターをやっている必要はないが、それがどういう物なのか、概略くらいは知っておくべきだろう。それなのに知らない事を自慢げにいうあの感覚が理解できない。恥ずかしくないのだろうか。ちなみにこいつらは先日までmixiすら知らなかったのである。新聞も読まないしテレビのニュースも見ないというが、社会人としてそれはあまりにおかしいだろう。現在の営業も事務も、情報戦だという事が全然判っていない。バカである。

 そういうのは無視して。
 なかなか見つからない文庫版の「在日米軍最前線」を、どんぐり2号のネット発注で一緒に注文していたのが届いた。
 著者は斉藤光政で、つまり以前買った『偽書「東日流(つがる)外三郡誌」事件』と同じ著者であり、東奥日報の記者である。やはり三沢が絡む事は地元の記者の方が圧倒的に有利な部分が確かにある。

 いずれ米軍が三沢や青森県内で何をやっているのか、実は中央の連中が全然知らないと言う事が私には驚きだった。普天間基地問題を中央が他人事として考えているのも、これなら当然だと判る。
 そんな現状なので、何かあれば防衛省はマスコミへの情報のリークやクチコミを利用して危機感を煽るのだが、確かにそうでもしないと平和ボケしすぎの日本は、かなり危険な状態になってしまう。多分現在の軍事の世界情勢を一番知らないのは中央に住む人間だろう。地方は基地と隣接しているので事故も多く見ているし、外部の何に対して警戒しているのかも何となく判るのだ。
 だからアメリカへのテロの後、三沢基地で行われた日米合同のテロ対策訓練が、実は北朝鮮に対するものだというのは、多分ほとんどの日本人は知らないだろう。結局マスコミの情報すらあまり信用出来ない上に、詳細は一切流れないのだから、知らないのも当然と言えば当然かもしれない。だから鳩山のように、一国の首相で陸海空の軍事組織のトップでありながら軍事についてはドシロウトというとんでもないのが普通に出てくるのだ。軍事を知らないと経済も判らなくなるというのが、未だに理解できていないから困る。現在の株価は軍事一つですら大幅に、しかも急激に変化するものなのである。
 景気対策をどうこう言う前に、もっとマトモに物を知っている奴が政治家になるべきだろう。

 などと思っていたら、実家から持ってきた灯油を入れたストーブが壊れた。
 症状は実家と同じく、灯油が入っているのに給油サインがついて消えてしまうというものだ。ネットで少し調べてみると、どうも水が混入したり変質灯油を使うと起こる現象らしいと判った。変質はしていないので、残るは水の混入である。明日にでも中を調べてみよう。


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