どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEX|past|will
| 2009年09月27日(日) |
EOS7D特別体験会 |
今日は霞目駐屯地の49周年記念祭だそうで、確かにここしばらく、とんでもなくうるさかった。だが私はそれを無視して、キャノンのEOS 7D特別体験会へ行くのだった。
会場でまず感じたのは、例によって仙台会場は冷遇されているなぁ、だった。ただの展示会であり、それ以上でも以下でもない。多分他の会場では熱心にやれば売り上げが変化するのだろうが、仙台ではたぶん売れ行きの変化はあまりないのだろう。キャノンのヘヴィ・ユーザーは不変だし、そもそも若者のカメラ人口はそれほど増えない。今日も若い人はまったく見かけなかった。
最初に少しEOS 7Dを操作してみる。やはり良く練られておりホールド感も良い。私は20年来のキャノン・ユーザーだという事もあるが、基本的な部分ではあまり戸惑う事がない。 最近のデジカメの傾向からすると少し重いという気もするが、防塵防滴と筐体の強度を考えると、この程度は必要だろう。それにある程度重い方が構えた時に安定する。ファインダーの視野率100%は、やはり快適だ。今まで97%前後の視野率で色々と失敗しているから、これは嬉しい。そして今回同時に発表されたレンズ、EF100mm F2.8Lも使用してみたが、これが付いた7Dは、AFスピードがとんでもなく早い。これだけでも驚いてしまった。
その後プロのカメラマン合地清晃氏によるセミナーを聞く。 もちろんこんな席なので良い事しか言わないのは判るが、もしかしたらこのカメラは、価格を考えるとまさに化け物なのかもしれないと思わせる内容だった。私が今までどうにも不満だと感じていた部分がことごとく改善されている。いや、改善という言葉では不充分かもしれない。 例えば戦闘機を撮るという部分で考えると、AFの性能が飛躍的に進化しており、これは本当に使えそうだ。これを使いこなせば、サンダーバーズの機動も9割方追えそうだ。 話の中で驚いたのだが、花などを超接写する時、AFサーボという動体追随AFと、ISというブレ補正機能、そしてオートISOを同時に利用する事があるという。これによってカメラマンは、被写体だけに専念できる訳だが、要はプロが安心して利用できるほどに性能を飛躍的に進歩させている事になる。 しかもAFポイントが面と点に切り替えられるのだという。これは狭い部分に密集しているものを撮る時に威力を発揮しそうだし、ある部分を重点的に撮る時の露出計算に必要となる。 また今回発表された新レンズの描写もとんでもなく凄い事になっている。もちろん私にはセンスがないから、あのような花の接写は撮れないが…。
とにかく「カメラ本体とレンズは素晴らしく進化した。これであと必要なのは、あなたの腕だけだ」と露骨に宣言されてしまった感じがする。 元々カメラマンにはセンスと、被写体の先を見る目が必要だ。だが現状のデジタル・カメラにはそれをカヴァー出来るだけの性能がなかった。「ここでは、もしかしたらこういう写真が撮れるのではないか」というカメラマンの要求に、カメラとレンズが答えられないのである。だがEOS 7Dはそれをことごとくクリアするべく作られており、なんだか久々に素晴らしいカメラを見たという感じがする。 過去EOS 40Dが出た時、私はこれでようやく全てが及第的のデジタル・カメラができたと感じたし、それは正しいと思っているが、それはあくまで及第点なのである。今回は満点とは行かないまでも、価格を考えたら、満点に近い部分にかなり近づいたと思う。これで本体価格が20万を切るというのだから、相対価格としては信じられないほど安いだろう。 もっともこの性能は、初心者にはオーヴァー・スペックだ。ある程度写真をやった人にこそ、このカメラの真価が発揮される。だからこの値段なのだ。
ただ、シャッター音はニコンD300の金属音の方が好みだ。これはシャッターを切ると、「シャキン」という金属音の余韻が残る感じの音なのである。それに対してEOS 7Dは、静音性を向上させるという意味もあるのだろうが、どうも「パシャ」という、最近のデジカメにありふれた感じの音だ。 例えとしては普通の人に判らないかもしれないが、MGC製ガヴァメントのGM5がいくら傑作であろうとも所詮はプラスチックなので、ヘヴィ・ウエイト製のスライドを引いても、あのシャキンという金属音は出ない。対してCMC製最後の金属モデルガンの傑作であるガヴァメントは、スライドを引くと当然だが金属の良い音がする。 まあそういう違いで、この部分だけは趣味の問題だ。
いずれにせよ、久々に心底欲しいと思うカメラが出て来たものだ。
|