どんぐり1号のときどき日記
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2009年08月09日(日) 「ギララの逆襲」

 母親の病院へ父親と行く。
 朝から小雨だったが、午後には本格的な雨になる。最近は本当にスッキリしない天気ばかりだったのに、この雨ではもううちの中がとんでもない湿度になってしまう。

 午後に少し時間をとって、昨日はかせから届いた「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」を見る。
 なにせこの作品、私の生活エリアでは、ショップどころかレンタルすら見かけず、本当に難儀していたのである。マイナーだという自覚はあるが、レンタルにもないほどなのだろうか。
 元々、オリジナルの「宇宙大怪獣ギララ」は劇場公開時に見ていたので、よりにもよって河崎実監督によるリメイクとあっては、多分チープな作品になっているだろうという予想はできるが、やはり観ない訳にもいかないだろう。なにせギララである。
 ところがこれが、あっという間に上映が終わってしまったのだ。普通の会社員は映画館に来るなと言っているようにしか思えないではないか。

 それはともかくとして、とにかく良くも悪くも河崎実の作品であり、「電エース」の頃から何も変わっていない。結局は「特撮マニアの作った8ミリ作品」という言い方が一番正確な表現かもしれない。そしてなによりマニア心をくすぐる小ネタがたくさんあって笑ってしまう。
 国際風刺が効いているあたりで海外でもそれなりに評価されたようだが、この程度はSF、というかモンティ・パイソン世代には緩すぎるくらいだから、別に改めて驚くような事ではない。むしろ河崎監督にしてはよくまあここまでやったものだと感心する。わざわざ顔まで似せたりするのも、普通なら出来なかった事だろう。いずれ少しずつだが世間一般に受け入れられていると言う事なのかもしれない。尋常だとは思えない事態だが…。
 しかしこの監督らしいというのが一番良く表れているのは、「加藤夏希のコマネチ」だろう(正確には「ネチ・コマ」なのだが)。このスケールの作品ではやろうとは考えないのが普通なのに、さすがは河崎監督である。もう脱力度100%だ。

 ただラストのバトルは、怪獣プロレスが好きではない私には、かなり冗長だった。その前までは良い感じだっただけに、なおさら惜しまれる。この辺が怪獣バトルにしても上手く処理する樋口監督との違いなのだろう。
 でも特撮物が好きなら、レンタルで見つけたら一度見ておいた方が良いと思う。今時こんな映画を作る監督がいて、制作する会社があるという事実に、驚く事は間違いない。


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