どんぐり1号のときどき日記
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2009年05月15日(金) テレビで「サラマンダー」

 クリスチャン・ベールの「サラマンダー」をテレビでやっていたので、久々に見た。これは2003年公開だから、劇場で観て以来なんと6年ぶりである。

 映画の設定では2020年位の時代だったので、ほぼ現代の話と言っても良いのだが、実は現代にドラゴンを登場させて口から火を噴いた欧米の映画は、これが初めてなのかもしれないのである。少なくともこれ以前で私は知らない。
 あの「ドラゴススレイヤー」が炎を吐くドラゴンのスタイルを決定したと思うのだが、このままのスタイルで現代に登場させても、欧米では口から何かを吐く動物を認めない。何故かドラゴンは、中世が舞台のファンタジーでないと絶対に火を吹かないし、現代に登場する生物が火を吹くと、非科学的だと批判されるらしく、この映画でもわざわざ火を噴くメカニズムを説明している。だから何の説明もなく放射能だの火炎だのプラズマ火球だの超音波メスだのを口から吐きまくる日本の怪獣映画は、非常に珍しいオリエンタル・ミステリーであり、ある種の人間にはあこがれの映画だったのかも知れない。

 まあそれはともかくこの映画、思ったよりはこぢんまりとまとまってしまったが、主役の2人に迫力があり、それだけでも見る価値がある。このキャストなら「北国の帝王」をリメイクさせても良いような気がする。
 そしてなにより「帝国の逆襲」の学芸会が見られるのが楽しい。あのシーンは舞台が現代の延長線上に存在するという演出なのだろうが、別になくとも全然構わないのだから、やはり制作側のお遊びなのだろう(実は映画館で観た時、一番印象に残ったのはこのシーンだったりする)。
 ただ、せっかくチーフテンもどきの戦車を出したのだから、せめて主砲の一発でも発射して欲しかったところだ。そうでなければ戦車を出す意味などないではないか。

 いずれ安くなったらソフトを買おうと思っているのに、そういうのに限って出る気配がない。しかもよほど売れなかったのか中古でもほとんど見かけないのである。困ったものだ。リメイク版の「ウイラード」も待っているのだが、これまた同じような状況だ。

 映画本編とは関係ないが、テレビの宿命とはいえCMが非常に鬱陶しい。昔のような面白いCMが全然ないので、見ていても退屈なだけなのだ。やはり映画は映画館で観るか、ソフトを買って見るものだとつくづく思う。
レンタルなんてものもあったような気もするが、大体見たい作品に限って置いていないのだから、自然と使わなくなるのである。


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