どんぐり1号のときどき日記
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ついにビートルズの全オリジナル・アルバムのデジタル・リマスター化が完了、9月9日に全世界同時発売になるそうだ。 もっとも誰がリマスターしようとも、絶対に批判の対象にはなるだろう。かくいう私もビートルズはLPでしか持っていないのだが、唯一CDを買った「アビィ・ロード」を聞いた時、リマスターも何もされていないオリジナルのままのハズなのに、バランスの違和感を感じたものである。ましてやリマスターでは、LP世代からかなりの批判が出る可能性が高いが、それはそれで仕方がないだろう。
とりあえずすぐにリマスター盤を買うつもりはないが、「アビイ・ロード」だけは買いそうな気がする。その上でLPと旧CDとの比較をして、以後どうするか決めるというパターンになるかもしれない。あまりに違和感がありすぎたら、リマスター盤は買わないだろう。 なにせビートルズに関しては、LPで全て持っているし、そもそもLPがすり切れる程聞き込んだから、今更高い金を出して買う必要性を感じないのだ。それにいくらビートルズであっても、全てのアルバムが傑作だという訳ではない。実は「レット・イット・ビー」なんかは、一曲一曲は素晴らしいが、アルバムとしてはビートルズ最大の駄作なのである(個人的にビートルズ最高のアルバムは「アビィ・ロード」だと断言しておく)。
それはともかく、ビートルズだけは常に安定供給されてきた安心感があるから、あまり急いでリマスター盤を買う必要性を感じないのかもしれない。私が好きなプログレ系やユーロ・ロック系は、常に廃盤の危機から来る入手困難との戦いだったのだ。今でこそビッグ・ネームであるイエスやキング・クリムゾンといった大物ですら、一時期アルバムが入手困難になっていた時代があるのだ。だからどうしても焦って買ってしまった時期もあったのだが、ビートルズだけは市場から消えた事がないのである。 レコード会社にしても金のなる木だから市場に供給し続ける事で自分たちの給料を確保する事が動機だろうが、それでも音楽のアルバムとしては正しい姿の唯一の良い例だろう。 ある程度の評価がある作品は、絶対に市場から消してはならないのである。
ただしビートルズのリマスター盤が市場に出たら、旧アルバムはすべて廃盤にするそうだが、それはそれで間違った姿勢であろう。リマスターというのはエンジニアがオリジナルを改変する作業に他ならないのだから。
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