どんぐり1号のときどき日記
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夕方になって、携帯に「明日、例のブツが入荷する」という連絡があった。いや、単に某NODAYAから、ワルサーPPKが明日入荷予定だとの連絡が入っただけの事である。 しかし今回は、PPK/SではないPPKだ。中学の時にMGCのPPKを買い、大学の時にはCMCのPPKを買ったが、それ以来である。なにせモデルガンもエアガンも、何故か出るのはPPK/Sばかりで、実に長い間待たされた事になる。
元々PPK/Sは、ケネディ暗殺に絡んだアメリカでの小型銃販売規制の産物であり、いってみれば中途半端な物なのである。 つまり「銃の全高と全長が合計4インチ以上必要」という規制をクリアしないとアメリカへ輸出できなくなったワルサー社がPPのメイン・フレームを利用したもので、妥協の産物だからシルエットが美しくないのである。 知らない人のためにPPKの成立の経緯を書いておくと、元はワルサー社のPPであり、このスライドとグリップを短くした(つまりクルツ・モデル)物がPPKである。従って設計自体は同じで、アメリカの規制をクリアするためにメイン・フレームを利用する事にはなんの問題もなかったのは当然なのだ。 だが販売戦略上の産物であり、デザインという点からは半端物であり、また持った感じもPPKの小ささというのはクリップしやすいのである。つまりPPもPPKも、もとはデザインをきちんと考えられていたのだが、PPK/Sにはそれがないのである。だから我々のような極一部の年代にとって、特にPPK/Sは半端なモデルなのであり、シルエットが美しくないのだ。
という訳で、マルシンからの発売アナウンスを聞いた時にさっさと前金で予約したのだが、それも随分と前の話になる。残念ながら今回は未発火モデルのみとなるが、発火させるならPPK/SやPPがあるから、我慢はできるだろう。
ところで今日、郵便局で「サンデー・マガジンの50周年記念切手」を見かけた。なかなか面白いデザインだが、これだと買っても使えないではないか。 ちなみにこの中では、やはり8マンが一番良い。リアルタイムで見ていた訳だし、この頃の桑田次郎の絵は本当に素晴らしいと思う。マンガはヒットすると、大概似たような絵のフォロワーが出てくるものだが、桑田次郎と水木しげるにはフォロワーが存在しない。水木しげるの場合はあまりに特殊であり、また描けるジャンルが制限されてしまうからある程度は仕方がないが、桑田次郎の線は、かなり繊細でありながら強さと美しさが両立している希有な絵だ。1970年の初め頃にはもはやその田土も崩れてしまったが、やはり真似をする事が見た目以上に難しいようだ。 いずれ彼の最後の傑作は「デス・ハンター」だろう。連載当時、非常に興奮したものである。
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