どんぐり1号のときどき日記
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2009年01月24日(土) 久々の「リベリオン」

 例によって粗仕事である。
 本当に一日がムダだと思う。ほとんどの人間が遊んでいるのだ。ムカつくくらいに…。

 そんな夜、久々に「リベリオン」の音声解説を見る(良く考えれば、変な表現だ)。
 この作品は制作費2,000万ドルで、出演者やスタッフの諸経費を考えると、とんでもなく低予算で作られている。しかも俳優や設備のスケジュールから時間との戦いでもあった。だから音声解説ではその辺の話が面白い。
 やはりカート・ウイマー監督は、自分の弱点をきちんと理解しているし、実にマニアックなこだわりを持っている。だから「この部分が不満なのだが、自分の力量ではこれ以上時間をかけても絵にならないから諦めざるを得なかった」という部分と「ここはもう少し時間をかければいける」という見極めがしっかりしている。後はもう少し経験値を上げれば、かなり面白い作品を作れるだろう。

 現在はどうしても脚本家としての仕事の方が多い。もちろん脚本家としては有能だと、誰もが認識しているからだ。だが経験値を上げるために、もう少し監督としての仕事を増やして欲しいものだ。


 ところで、アカデミー賞のノミネート作品が発表になった。
 残念ながら押井監督の「スカイ・クロラ」は、候補に残る事ができなかった。まあ多分ダメだろうというのは薄々感じていたが、アカデミー賞というのは、やはり事前の運動がかなり大変なのだ。

 しかしこれだけの作品を基本的に手描きで作るというのは、そろそろ不可能になりつつある。みんな戦闘シーンのCGIでごまかされているが、人物の動きについて、実はかなりとんでもない事をやっているのだ。この部分か出来るのは今のベテランだけで、若い世代では最早不可能になりつつあるのだ。ベテランも肉体的な限界が来つつあるし、日本が一時期誇ったアニメーションは、コレから徐々に衰退していく丈であろう。
 そういう意味でも手描きの商業アニメーションがアカデミーを取れる、最後のチャンスかもしれなかったのである。それほどに今の日本のアニメ界は人材不足なのだ。


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