どんぐり1号のときどき日記
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| 2009年01月20日(火) |
イスラエルはメルカバ |
イスラエルとガザの戦闘について、日本国内はガザ側に付いた論調が多いようだ。 もちろん火力が圧倒的に強いイスラエルの攻撃で民間人に死傷者が出ているからだが、ではガザ側のゲリラとしてのテロ活動を見過ごして良いのだろうか。そもそもガザ側は、イスラエルに武力では敵わないと百も承知だから、住宅密集地から攻撃を繰り返している訳で、これはアメリカがもっとも嫌うテロ行為そのものである。 アメリカ側は今回、イスラエルの肩を持つ形になったが、これはテロを撲滅するという方向で活動しているから、嫌でも仕方がないのである。国民がどう考えようが、実際に軍を展開している政府としては、簡単に意見を変える訳は行かない。だから政府内部ですら見解の相違が起きるのも当然で、それはむしろ正常な政府だという証拠であろう。
そもそも民間の住宅街から攻撃を繰り返しているという事は、敵対する国からすれば、あの周囲の住民はテロに協力していると考えざるを得なくなる訳である。もちろん国連関係の施設があり、一部軍も駐留しているし、実際問題として住民が揃ってテロを支援しているとは考え難い。つまり全域がテロの支援をしている訳ではないのは明白なのだが、だからといってイスラエルが100%悪いと断定してしまっては、それこそテロリストの思うツボだ。 戦闘状態に入った場合、どちらかが絶対正しいというケースは、現在ではほとんどないし、ましてや宗教と領土問題となっては、どちらかが正しいという状況は絶対にありえない。戦闘の根拠があまりにあいまいだからだ。つまり宗教が絡むと論理的な解決は不可能なのである。 不思議な事に、唯一絶対神を崇める宗教は神という根本部分が共通なのに、キリストやマホメッドといった神からの言葉を民衆に伝える役目を負った預言者の存在によって、どんどん分裂して互いに反目するようになっていったのである。実に愚かだといわざるを得ない。
だから本来は国連のような組織がまともに機能しなければいけないのだが、現在の国連は第二次大戦の戦勝国というあまりにいい加減な部分が母体なので、まともな組織であっても根本的な解決は不可能なのに、こんないい加減な状態の組織では、それが一時的なものであっても停戦まで持っていくのは至難の業だ。
いずれかなり複雑な歴史が背景にある宗教戦争だという事を、日本人のデモ隊が理解しているとは到底思えない。おそらくは子供達がかわいそうだという気持ちだけで動いているのだろう。もちろんそれは大事な感覚だが、そんな感傷だけでは宗教戦争をなんとかできるはずがない。つまり、最終的には無意味なまま終わる可能性が非常に高いのである。
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