どんぐり1号のときどき日記
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2008年12月18日(木) 「攻殻機動隊2.0」DVD

 密林から「攻殻機動隊2.0」のDVDが届いた。
 当初の予定では、確か発売時期が昨日届いたサントラとは1週間くらいの間かあるはずだったが、何も翌日に届かなくてもと思ってしまう。

 昨夜KCから企画のクイズ製作の依頼があり、時間がないのだが、とりあえず要所要所を見てしまう事にする。そうしないと落ち着かないのだ。
 ざっと見た感じでも、かなりの部分が新たに作り直されているのが判る。リマスターしたと言うレヴェルではなく、画面の構成自体が変わってしまっているシーンも多い。これはかなりの手間隙がかかっているのではないだろうか。そして肝心のオープニングのスタッフ名の表示変更については、まず違和感が先だった。やはりオリジナルのオープニングに慣れてしまっているのだが、ネームバリューからすれば圧倒的にメジャーな「マトリックス」から先に見た人には「攻殻機動隊」が「マトリックス」のマネをしたとうつるのかもしれないと考えると、これもアリだろう。そういった事情も判るが、やはりあのオープニングは押井作品のものなのだから、あえて変えなくても良かったのに、とも思ってしまう。

 しかし押井監督は日本のアニメ界の現状と未来にかなりの不安を持っているというのが判っているだけに、オープニングの素子をフルCGIにした真意がつかめない。彼はいつも将来を見据えて何らかの新しい技術や方法を導入するのだが、珍しいからと言う理由だけでは決して使わず、その画面が全体から浮かないようにいつも注意を払っていたはずなのに、この素子のシーンは完全に浮いている。
 こうなると何を考えてこのCGIを入れたのか、謎になってしまう。ただのテストなどとっくの昔に終えているし、自身がフルCGIという手法だけではアニメ映画は作れないと明言しているのだから。

 ちなみに私は、原作より映画やテレビのヴァージョンの方が好きだ。その一番の理由はキャラクターだ。やはり原作版は軽いと感じてしまう。だから好き嫌いの問題で、映画やテレビの暗く重いキャラの方が好きなのである(プログレみたいだな…)。
 素子に関しては、田中敦子の声を含めて、やはり魅力的だし、そもそも原作は胸が大きすぎる。戦闘のプロがあんな胸の擬体を選ぶとは、とうてい思えない。ああいうところで私は一気にしらけてしまうのだ。銃器だけではなく格闘のプロでもあるのだから、スレンダーな体でなければならないと私は断言する。胸が巨大な格闘のプロなど、ありえない。

 そしてテレビ版では、タチコマたちが大活躍する。これは原作にはない部分だ。特に彼らが独自の性格を持ち始め、一旦画面から消えた後にラストに向かって大活躍するあたりは、本当に感動で泣けてしまう。手法としては「アルマゲドン」を参考にしたと言うが、「アルマゲドン」の数千倍は感動する。
 とにかくテレビも映画も、脚本段階から練りに練られた傑作に仕上がっており、ある部分では間違いなく原作を越えている。
 だが原作ファンは、そうは思わないのだろうなぁ。

 と一通り分析した後、KXから依頼のあったSFクイズの製作を始める。今回はある意図の下、正解者を想定しながらのクイズにする必要があるため少々てこずってしまい、2時間ほどで12問しか作れなかった。まあ酒が入った状態で行うだろうから、こんなものだろう。
 物理的に時間もない事だし…。


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