どんぐり1号のときどき日記
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2008年09月02日(火) しりあがり寿

 昨夜は福田首相辞任のニュースで準国営放送は大騒ぎとなり、一昨日いわさきさんから教えてもらっていた「トップランナー」がどうなるのか、ハラハラハしていた。
 結局時間がずれたが、気がつくと始まっていたではないか(0時30分〜1時10分枠と、20分ずれた)。なんとか最初から見る事はできたが、もっときちんとアナウンスして欲しいものだ。
 ちなみに今回は、しりあがり寿氏がゲストなので、期待していたのである。

 結論から言って、かなり面白かった。司会の二人にはかなり不満だが、しりあがり氏のダークな部分をメインにしたので実に楽しめる構成となっていたのだ。本人いわく「スイート・ネガティヴ」なのだとかで、しりあがり本人もダークな方があっていると明言しており、やはり純文学タイプの作家なのだと思われる。

 私は少年サンデーに載った(冷静に考えると、信じられない事だ)「流星課長」からのファンである。多分現時点での作品は全て持っている。そんな中で「流星課長」と「エレキな春」を除けば、やはりダークな作品が好きである。現時点では「方舟」が彼の最高傑作ではないかと思っているのだが、司会者もそう考えているようで驚いた。この辺はさすがにただのバカではないようだ。

 ちなみにしりあがり寿という人は、どんなブームであってもその渦中には入らないと言っていた。これは古参のSFファンというものの本質と同じような気がする。これによって物事をかなり客観的に見る事が出来る。
 だから彼は二束のわらじを履いている時代に、ずっと世間の本質が見えていたのだと思う。とにかく感性として彼の作品には共感できるのだ。

 いずれこれからしばらくの間、彼のファンをしていても何の不安はない。彼はまだまだ傑作を書ける余力がある。それが判っただけでも収穫があったといえる番組だった。


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