どんぐり1号のときどき日記
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| 2008年07月06日(日) |
「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」 |
今日は日曜だというのに、本当に粗仕事。 給水塔の点検清掃があるので、立会いである。難儀な事である事だよなぁ。もっとも昼で終わったけど。
帰宅してからは外出せず、ネットやDVDなど。 出かけるというどんぐり2号に高城高の文庫全集2「凍った太陽」を買ってきてもらう事にする。昨日の段階でまだ大量にあったから大丈夫だろう。 ちなみに「宇宙船」の復刊2号を昨日立ち読みしていたのだが、はっきり言ってもうだめだ。とても買う気にはなれない。好きなジャンルの本なのに、全く触手が動かないというのも珍しい。これは対象年齢を著しく下げたか、私の好みとは次元が異なるのだろう。復刊した努力は認めるが、とても付き合いきれない。
そんな訳で、という事でもないのだが、ここ2週間ほど「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」を見直していた(だから寝不足になるのだ)。 これは何度見ても面白い。シリーズ物でここまで硬派なアニメは極めて珍しいが、やはり脚本の段階できちんと練っただけの事はあるし(1本につき2ヶ月近くかけたのだという)、その成果がとても良く現れている。「攻殻機動隊 S.A.C.」とともに、日本で作られたアニメの中でもベスト10に入る傑作だろう。
しかもどちらのシリーズも、あんなにオチャラけたキャラクターのはずのタチコマが、最後にとても素晴らしい活躍をする。これも全体を通してタチコマの変化を見るからこそ感動するのだが、「S.A.C.」ではバトーを救うために自分の命を投げ出すし(これは15話が伏線になっている)、「S.A.C. 2nd GIG」では発射された核ミサイルを、少佐の命令を無視した上にタチコマ全員のAIを犠牲にしてまで破壊する。どちらの作品でも、本来は持っていないはずのゴーストの発現を示唆している。 もちろんこれだけなら脚本が良く出来ているという話なのだが、この部分は演出が実に上手い。「S.A.C.」ですらあれほど感動的だったのに、「S.A.C. 2nd GIG」に至っては文字通りに涙が出そうなくらい感動的なのである。自己を犠牲にしてでも行うべき事というのはこういう事なのである。決して特攻などではない。 しかも、一歩間違えばただのお笑いシーンになりかねなかったかなりきわどい演出だが、見事に成功している(脚本的にはガッチャマンの「明日なき宇宙船玲レオナ3号」の回に近いだろうが、演出で別物になっている)。神山監督の手腕を誉めたい。
とにかく未見の人は是非見て欲しいものだが、涙腺の弱くなった人には少々危険かもしれない。いずれロートルSFファンこそ楽しめる作品だ。
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