どんぐり1号のときどき日記
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映画の試写会で、「ナチス」や「ソ連」が判らないと言う意見があったと言う。これは結構あちこちで話題になっている。 しかしガキじゃあるまいし、意見を述べられる立場の人間が「ナチス」を知らないと言うのはどういう事なのだろう。そこまで不勉強さに拍車がかかってしまった日本の将来は、絶望的ではないか。 多分この映画、インディ・ジョーンズ・シリーズの最新作なのではないかと思うのだが、こんな娯楽作品すら理解不能とはどうしようもない。ハリウッドなんて誰でも判る映画ばかり作っているのだから、そのレヴェルすらクリアできないというのでは、自分は白痴だと言っているのと同義であろう。
そして映画会社はこうした白痴層にむけて、字幕の簡略化、漢字の不使用などを考えているらしいが、これは全くムダな考えだ。何をやっても白痴層は字幕など見ない。そのために現在は、私の大嫌いな劇場での吹き替え版が大手を振っているのではないのか。 白痴層はそれしかどうせ見ないのだから、字幕は知的レヴェルの水準を下げる必要などない。そんな事をしたら普通の映画ファンすら映画館から遠ざかってしまう。
こうなると、私の好きなジョークだが、弘前市の地図やマンホールを見て「リンゴ畑の中に隠れナチスがたくさんいる」というネタが全然伝わらないという事になる。実際こういったジョークというのは、最低限の知識やバックボーンがないと成立しないのは当然だが、その水準が限りなく破壊され続けているという事だ。周囲が誰も理解できないのでは、ジョークでさえうかつに言えない事になってしまう。本当に情けない。
結局のところ、戦後の日本教育は間違っていたと言う証拠だ。少なくとも近年、若い世代を育てるという感覚を持った人間を育てる事には完全に失敗した社会になっている。 つまり、日本の将来は絶望的なのだ。若い世代が育たなかったら、誰が社会を引き継いでいくと言うのだろう。
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