どんぐり1号のときどき日記
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2008年02月20日(水) 某国のイージス

 なだしお以来の派手な海上事故が、よりによってイージス艦によって起こされたとは、さぞかしアメリカも嘆いている事だろう。
 つまり、小型船舶によるテロ攻撃に、日本のイージス艦は弱いと言う事を露呈してしまった事になる。アメリカ側からすれば、機密は漏れる、テロには弱い、とんでもない軍隊だという認識になる訳だ。
 F22は軍事機密のカタマリなので、議会が日本に売る事を強行に反対しているが、こんな事故を起こす国の軍隊には、確かに売りたくなくなるのも判る。なにせ戦時には要となるイージス艦が、平時に漁船と衝突するなど、とうてい考えられない事故なのだ。
 いくらイージス艦とはいえ、近距離の水上探索能力は他の艦船と変わらない。つまりかなり規律が緩んでいるとしか思えないのである。

 もっとも、漁船の連中にも問題がなかったはずはない。
 たまたま漁船が沈没して乗員が行方不明になったから強硬な態度をとっているが、漁船というのは「仕事で漁をしているから何をやっても許される」と言う意識がある。これは多かれ少なかれ集団で漁をしている連中には共通する。それは間違いがない。
 なにせどちらの船も、衝突するかなり前からお互いを認識していたのだ。小型船舶が避けられないはずはない。つまり「相手が避ける」「自分は小回りが効くから逃げられる」という驕りがあったのは容易に想像がつく。
 それでも結局はイージス艦の責任が重く取られるのは、仕方がない。それはトラックと自転車がぶつかれば、どうしてもトラックの責任を問うのが当たり前だからだ(だが現実には警察が無能なのか、死んだ弱者の責任を問うという事も多い)。

 結局、イージス艦は軍の所有する艦船の中でもかなり特殊な船で、戦闘時以外での破損、運用中止は絶対に許されない。それでこんな事故を起こす方がどうかしている。規律が緩んでいるから起こる事故だといわれる所以なのだ。


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