どんぐり1号のときどき日記
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ネットでのニュースによると、クラークの「宇宙のランデブー」の映画化が進んでいるのだという。
デビッド・フィンチャー監督とモーガン・フリーマンの両氏によるプロジェクトらしいが、フリーマンによれば「この原作はとても知的なサイエンス・フィクションで、映画化するのがとても難しい小説だという事は分かっている。銃も爆発も出てこない。フィクションではあるが、全て科学に基づいている。映画化する価値がある作品だと思うからこそ、その準備を進めている」との事だが、この発言だけからすれば、まともなSF映画になりそうではある。
だがアメリカで世界を相手にする映画を作る時、必ず「娯楽性」が重視される。しかも現在は頭の悪い方の娯楽性だ。そんな状況で小説に近い「宇宙のランデブー」など作れるのだろうか。 もし仮に作ったとしても、それこそ「2001年宇宙の旅」が初公開された時と同じ騒ぎになるのではないだろうか。いわく、「訳が判らない」と…。
現在のハリウッド、あるいはそれ以外でも、まともなSF映画など作れる環境にない。観客にそれだけの知性がないからだ。 少しだけ期待した「惑星ソラリス」のリメイク版「ソラリス」も、結局は「男女の愛情物語」でしかなかった。アクションがなければ恋愛ものでしかない、それが世界のSF映画の現状なのだ。
いくら企画者が頑張っても、最後は金、すなわち出資者のいう事を無視する事は出来ない。それが映画ビジネスというものなのである。 あまり期待しなければ、もしかしたら楽しめるかもしれない。
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